碧いラフレシアの花 その664 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代

「ハワイの別荘の話しだけど・・・。」

「何でそれにこだわるの?私芸能人じゃないし、空港であんなワイドショーの、一家でおでかけがお披露目みたいなの嫌いっ。」

「神奈川の海水浴場でバケツ持たせて遊ばせておけとか言うけどさ・・・、人生は一回しかないんだよ。」

「だから?」

「絵里奈に綺麗な海を見せてあげたい。そこがハワイかどうかが問題じゃない。」







真帆は自分の娘が羨ましくなった。


自分が小さい時にそんな風に思ってくれた人がいたとは思えなかった。














何でKENちゃんなんかと19歳の時に付き合ったんだろう。

こんなに悲しくなるなら付き合わないほうがよかった。





真帆の中では


一番好きな男が問題で

二番目以降はみんな同じだった。




またKENちゃんが人生から消えて


緩やかに死んでいく気がした。




小さい頃から愛されないで

大きくなってからも愛されない

自分がもう嫌だった。