その頃からTAKAはバンド活動にあまり興味がなくなった。
「真琴をピンで出してやって、俺はバンド辞めようかな・・・・。プロデューサーになりたい。」
「バンド解散するの?」
「うん・・それでもいいかなとか思う。もう10年以上同じ事してるもん。」
「TAKAの好きなようにしなよ。」
「バンド辞めれば、家にいれるでしょ?ツアーもないでしょ?真帆と子供とも一緒に居れるし。」
真帆は何となくほっとした。
小さい頃から独りぼっちで頑張っているような気がして
いつも気分はギリギリだった。
その頃からまた真帆は漫画の連載を再開した。
子育ては大変だったけれど
お母さんとTAKAがしっかり支えてくれた。
TAKAが印税でガンガン金を入れ出したので
真帆は先の事は何も心配していなかった。
何も心配していないなんて
真帆の人生で初めてのことだった。