碧いラフレシアの花 その557 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


その頃からTAKAはバンド活動にあまり興味がなくなった。



「真琴をピンで出してやって、俺はバンド辞めようかな・・・・。プロデューサーになりたい。」


「バンド解散するの?」


「うん・・それでもいいかなとか思う。もう10年以上同じ事してるもん。」


「TAKAの好きなようにしなよ。」


「バンド辞めれば、家にいれるでしょ?ツアーもないでしょ?真帆と子供とも一緒に居れるし。」




真帆は何となくほっとした。


小さい頃から独りぼっちで頑張っているような気がして

いつも気分はギリギリだった。




その頃からまた真帆は漫画の連載を再開した。



子育ては大変だったけれど


お母さんとTAKAがしっかり支えてくれた。



TAKAが印税でガンガン金を入れ出したので

真帆は先の事は何も心配していなかった。



何も心配していないなんて

真帆の人生で初めてのことだった。