碧いラフレシアの花 その542 真帆の妊娠 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


「ずっと待ってるって伝えてよ。生まれてから一番好きだったって言って。」


「え・・。次に話す機会があるかどうかなんか分かりませんよ。お見舞いに行ったのは僕とギターの乱人君だけです。もうそういう状態です。僕、ただのローディーなんで・・。」


しんちゃんが困った顔をした。









玄関で物音がしてTAKAが帰って来た。



「真帆、つわりになるから食べ物出さなくていいよ。」

TAKAが真帆がしんちゃんに出した緑茶とカステラに気がついて言った。


「昨日吐いただろ?」


真帆がひきつりながらうなずいた。



しんちゃんは何も言わなかった。




「真帆が妊娠したんだ。」

TAKAが嬉しそうに言った。


「事務所の社長に言って、子供にはおむつのモデルからやらせてもらうようにしたからね。」

「流産するかもしれないし・・まだそんなの分からないよ、TAKA・・。」


真帆が小声で言った。





「真帆は歌が上手いから、赤ちゃんが女の子だったらパパの曲を歌って儲けてね~。」

そう言いながらTAKAが真帆のお腹を撫でるアクションをした。