碧いラフレシアの花 その517 流血 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代




その数日後に相田美穂の自伝本のサイン会が書店で行われた。



奥さんが長蛇の列の中に混じって


辛抱強く自分の番を待っていた。



この若さで自伝を出してどうするのだ・・・と奥さんは苦笑した。






奥さんが自分の番を待ちながら相田美穂の自伝を読んだ。



自伝本にサインしてもらうまでに時間がありすぎた。



片親で田舎で貧乏したとか・・・・


中学の時いじめられたとか・・・・・



ハイハイ、と奥さんは読んだ。



KENちゃんって真帆みたいに幸薄いのが好きなんだろうね。

真帆も結婚式は片親だったしね。

そういえばTAKAの身内も結婚式にいなかったしね。

みんな汚い事して成り上がったもんだよね。



奥さんは一気に相田美穂に対して嫌悪感を持った。



その自伝の中に

「男の人と付き合った事はありません。歌手になるのに夢中でした。」という美穂の書いた箇所を発見し、さらに腹が立ってきた。