碧いラフレシアの花 その499 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代

KENちゃんは授業が終わる5分前に教室の前に子供と着いた。






専門学校の午前の授業が終わっても、奥さんは中々出てこなかった。




ドアからそっとKENちゃんが教室の中を覗いてみたら奥さんが幸せそうに


黒板の所で教師らしき人と談笑していた。


教室の中は既に奥さんと教師の2人だけしかいなかった。




教師がKENちゃんの奥さんの肩を抱いて、ちょっと周りを見回した。

それから奥さんにキスをして奥さんの髪を撫でた。





そのままKENちゃんが怒ってベビーカーと一緒に教室に乱入した。


「何子供をおっぽり出して油売ってるんだよ。尾てい骨骨折しても教師とやることはやれるんだな?」

KENちゃんが冷たく奥さんに言い放った。


奥さんがひきつった顔で立っていた。


教師がこわごわと「あの・・?どちらで・・?」とKENちゃんに聞いた。

7:3分けのグレーのスーツを着た黒縁眼鏡の中年の簿記の教師が奥さんの浮気相手だった。



簿記の教師は髪が青くてロックギアのKENちゃんがまさか奥さんの亭主だとは思わなかった。


「俺はこいつの夫だよ!」

「え??この子供は??」

「こいつと俺の子供だよ!」

「青木さんって、子供がいたの????」

教師が振り返ってびっくりした顔で奥さんを見た。


奥さんがしまった・・という顔をして

「ごめんなさい。黙っていたけど実は子供がいるの。」と言った。