碧いラフレシアの花 その460 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


真帆が具合悪そうにバックシートに寝転がった。


「大丈夫ですか?」


橘君が不安そうに聞いた。


「具合悪い。」


真帆がぼそっと言った。


「もうすぐ着きますから。」


「ありがとう。」


真帆が小さい声で答えた。



「早く婚約者の方ツアーから帰ってくるといいですね。」

「そうだね・・。」

真帆が面倒くさそうに答えた。


「挙式はいつごろですか?」

明らかにラリってる真帆が

「知らないな・・。もう、どうでも良くなった・・。」とやる気なく答えた。


「や・・・やっぱり婚約者の方がいないと寂しいですか・・?」

恐る恐る橘君が聞いた。


真帆は男に影響されやすく、逃げグセがあると、担当の高橋さんから既に聞いていた。


急に橘君が不安になった。


「毎日マメに電話してくる男だけどさ・・。」

「素晴らしいじゃないですか。指輪もダイヤでかいし、大丈夫ですよ。」


「どこの誰抱いてるか分からないような男だし、ダイヤは高いけど、もっと高いお金、体売ってあいつに貢いだし・・・。」


橘君が引きつった。