碧いラフレシアの花 その453 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代




秋の終わりごろにTAKAがまたツアーに出た。


木枯らしが吹く寒い早朝にTAKAが出て行った。


出て行くときに「俺も浮気しないから、お前も浮気しないでね。」とTAKAが言った。


「あー、はいはい。」と真帆が面倒くさそうに答えた。







こんな感じで結婚していいのだろうか?



激しい疑問がまた湧いてきた。







でも今現在


一所懸命生きた25年の人生の結果


結局はこんなのらりくらりとした


ベース弾きしか真帆の生活にはいなかった。







風で乾燥した落ち葉がカサコソと舞う音が外でした。


あまりの寒さに真帆がマンションのドアを閉めながら


「あんまり羽目を外して恥ずかしい思いを私にさせないでよ。」言い、


「ちゃんと生きて帰って来てね。」と付け加えた。




何だかTAKAが嬉しそうな顔をして

「じゃ、またね。」と言った。



グレーのどんよりした厚い雲の隙間から

ぼんやりと朝日が差していた。