碧いラフレシアの花 その418 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


KENちゃんの実家で冷たい雰囲気の中、奥さんとKENちゃんとKENちゃんの家族が年越し蕎麦を食べた。




妊娠中でモデルの仕事もなく


事務所に隠れているように命令された奥さんは


この結婚を激しく後悔した。



奥さんは自分の実家からは結婚を反対されて


半勘当状態だったので


自分の実家で出産という選択肢もなかった。



これから子供が産まれて

KENちゃんの家族と同居だなんて

ぞっとした。


KENちゃんは事務所に相談してすぐに子供と3人でマンションに暮らせるようにするからと言うが、あのマンションで親子3人は狭すぎると思った。


奥さんはもう28歳だった。

KENちゃんもそろそろ28歳になろうとしていた。



奥さんがモデルの仕事を再開する為には、激しい妊娠太りを産後に何とかしなければならず

28歳の元ミス・青山なんてそんなにニーズがないのも自分で分かっていた。




KENちゃんが浮気をしているのは明らかだった。







KENちゃんの奥さんが夜布団の中で目を開けていたら


KENちゃんとKENちゃんのお母さんが話しているのが聞こえた。




「あれだったら、家の近所の真帆ちゃんのほうが良かったわよ。あの娘がここにしばらく住んでた時はみんなと上手くいっていたのに。どうして真帆ちゃんと別れちゃったの?」

「仕方なかったんだよ。色々言えない事情だってあるんだよ・・。」



へえ、真帆ってこの家の近所だったの????



奥さんがますます真帆に嫌悪感を抱いた。