夜遅く真帆が出版社のパーティから帰って来た。
台所のカステラの箱が開封されてなかったのに気がついた真帆が「ちゃんと奥さんにカステラ出してよ。気が利かない。」とTAKAに言った。
「ごめん、忘れてた。」とTAKAがファミコンをしながら面倒くさそうに答えた。
そのままTAKAがファミコンをやめて、真帆を脱がし始めた。
「付き合い長いもんね・・真帆とは。」
「うん・・。」
「昔から真帆の事は知ってるもんね。」
「そうだね・・。」
「俺が堕落させたよね。」
TAKAが意地悪そうに笑いながら言った。
「今からどこに入れるか真帆に選ばせてやるよ。」
「いつも変なんだもん・・TAKAは・・。」
「昔からだ。変なのは。」
「奥さんどうだった・・?」
「怖い。絶対に奥さんとは個人的に会うなよ。真帆を完全に疑ってかかってる。」
「KENちゃんの浮気相手って誰なの?」
「絶対に奥さんに言うなよ。」
「言わないから。」
「同じ事務所の歌手。不倫じゃ商品の価値が下がるし、KENちゃんも居辛くなるから、言わないで。あとあの奥さん馬鹿だから事務所でヒステリー起こしそうだから、絶対言わないで。」
そんな人が好きなんだ。
もう私の事なんか忘れちゃったんだろうな。
真帆が悲しくなった。