碧いラフレシアの花 その412 KENちゃんの奥さんの混乱 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代

夜遅く真帆が出版社のパーティから帰って来た。


台所のカステラの箱が開封されてなかったのに気がついた真帆が「ちゃんと奥さんにカステラ出してよ。気が利かない。」とTAKAに言った。

「ごめん、忘れてた。」とTAKAがファミコンをしながら面倒くさそうに答えた。



そのままTAKAがファミコンをやめて、真帆を脱がし始めた。


「付き合い長いもんね・・真帆とは。」

「うん・・。」

「昔から真帆の事は知ってるもんね。」

「そうだね・・。」


「俺が堕落させたよね。」

TAKAが意地悪そうに笑いながら言った。


「今からどこに入れるか真帆に選ばせてやるよ。」


「いつも変なんだもん・・TAKAは・・。」

「昔からだ。変なのは。」


「奥さんどうだった・・?」

「怖い。絶対に奥さんとは個人的に会うなよ。真帆を完全に疑ってかかってる。」


「KENちゃんの浮気相手って誰なの?」

「絶対に奥さんに言うなよ。」

「言わないから。」

「同じ事務所の歌手。不倫じゃ商品の価値が下がるし、KENちゃんも居辛くなるから、言わないで。あとあの奥さん馬鹿だから事務所でヒステリー起こしそうだから、絶対言わないで。」





そんな人が好きなんだ。

もう私の事なんか忘れちゃったんだろうな。


真帆が悲しくなった。