「そうだ・・。そうだ・・。」
TAKAが小さな紙の包みを持ってきた。
少しくたびれたスヌーピーのメモ帳で作った500円玉くらいの大きさの紙の包みだった。
「何、これ?」
「LSD。」
「うわ・・。」
真帆が顔をしかめた。
「今時やる奴はいないから安い・・。」
TAKAが言った。
「60年代だよね・・。何でまたこんなの・・。」
真帆が呆れたように言った。
「クリスマススペシャル。」
TAKAがなんだか嬉しそうだった。
これが婚約祝いか・・・。
蛍光灯の下で大きなダイヤの石がギラギラ輝いていた。
TAKAが錠剤を真帆にディープキスしながら口移しで飲ませた。
そのままダイヤが粉々に割れて
プラチナ色の
粉になって
降ってくる
ビジョンが現れた。
キッチンのテーブルの上の
コーンフレークスの箱に描いてある
原色の絵が
ぐるぐる
溶ける様に動き出した。
「ずっと一緒だからね・・。」
そう言いながらTAKAが真帆の服を脱がせ始めた。