碧いラフレシアの花 その393 真帆の婚約 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



「そうだ・・。そうだ・・。」

TAKAが小さな紙の包みを持ってきた。



少しくたびれたスヌーピーのメモ帳で作った500円玉くらいの大きさの紙の包みだった。


「何、これ?」


「LSD。」


「うわ・・。」

真帆が顔をしかめた。


「今時やる奴はいないから安い・・。」

TAKAが言った。

「60年代だよね・・。何でまたこんなの・・。」

真帆が呆れたように言った。


「クリスマススペシャル。」

TAKAがなんだか嬉しそうだった。



これが婚約祝いか・・・。





蛍光灯の下で大きなダイヤの石がギラギラ輝いていた。



TAKAが錠剤を真帆にディープキスしながら口移しで飲ませた。





そのままダイヤが粉々に割れて

プラチナ色の

粉になって

降ってくる

ビジョンが現れた。




キッチンのテーブルの上の

コーンフレークスの箱に描いてある

原色の絵が

ぐるぐる

溶ける様に動き出した。



「ずっと一緒だからね・・。」

そう言いながらTAKAが真帆の服を脱がせ始めた。