碧いラフレシアの花 その349 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


明け方になってパブのトイレで大量に吐いた。



涙と胃液が混じって



底辺を打った。








会計を済ませて店を出たら


「大丈夫ですか・・?」と声をかけてきた人がいた。


そういえばずっと一晩中


こっちをじっと見たり

ちらちら見たり

落ち着きなさそうにしていた

男だ。



その人は黒いコートを着ていて

30代半ばくらいだった。



「酒の一杯くらい奢れよ・・。」

と内心思ったが

内気そうで

そういう風に声をかけられなそうな

男だった。



本当に、本当に心配していそうだった。


いい人っぽいな・・・

と内心思った。