碧いラフレシアの花 その347 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



看護婦が船の医務室でぶちこんだ沈静剤の注射跡がずきずきした。

急いで打ったのだろう。


変な医薬品のせいで足元がふらふらした。


考えて見ればずっと何も食べていなかった。



パブのメニューを見ながら何を食べようかと考えた。


とりあえずから揚げを頼んだ。


ジンの中にレモンをぎゅうぎゅう絞っていたら


誰かがじっと見ていた。



誰とも社交なんかしたくなかった。



とりあえずだらだら注文して


朝になればいいよ・・・。




朝になったら・・・


次を考えよう・・。




何もかも捨てて


知らない場所で


もう一度生きたいと思った。





もう怖くて死ねなかった・・・。




何故かKENちゃんを思い出した。


自分の中ではKENちゃんは永遠に生きてるのに


KENちゃんの中では自分はもう死んでるんだ。


どうしようも無い事実に真帆は


カウンターに顔を伏せて


泣いた。