碧いラフレシアの花 その330 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


「そうなんだ・・。KENちゃんの彼女落ち着いているんだ・・。私とは違うね・・。」


真帆が悲しそうに言った。


もう別れて一年経つのに


まだ涙が出た。




「べ・・別に違っていてもいいんじゃないの・・。」


TAKAが困惑した顔で言った。


「ず・・っと真帆といっしょにいたいと思うし。このマンションで一緒に年を取ろうよ・・。生まれて初めて女といてストレスないし・・。昔付き合っていた時も自分なりには好きだった。本当にあのおっさんとかKENちゃんとか出てきた時むっとした。」

「何で昔付き合ってる時もっと大切にしてくれなかったの・・?」

真帆が泣きながら言った。

「あれが自分の精いっぱいだった。いつもあんな感じ・・。」

TAKAがぼそっと言った。

「TAKAといてもシアワセじゃないんだよ・・。」

「これから・・・少しずつシアワセにするから・・・。自分は何か欠落しているけど・・少しずつ普通に一緒にシアワセになりたい・・。」

「美奈もさゆりさんも不幸になったじゃん・・・。」

真帆が泣きながら言った。

「あの2人と一緒に暮らす気なんかゼロだった。真帆は狂暴じゃないし、ハメたりしないし・・・。借金だって嫌な思いして返してくれたし・・。」

「ヤク中女だよ。」

「そこは仲間だ・・。でも他にいいところだってあるんだし・・。」

「このマンションでTAKAとだらだら年を取るのか・・・。何か・・ごめん。もう男の人としてのときめきがない・・。好きなのかどうかも分からない。」

「そんなのなくていいよ。のんびりやろうよ。結婚・・なんか・・みんな・・そんなものだ・・。だって全然喧嘩して無いでしょ?」

「そんなので結婚したくないよ。私・・。」