碧いラフレシアの花 その325 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


「え・・・。一生のお願いって・・・?」

TAKAがちょっと緊張しながら聞いた。


「KENちゃんに・・・私が体売ってTAKAに貢いだ事を言わないで・・。」

真帆が涙ぐんだ。

「もう戻って来ないのは分かってるから・・。でも・・・恥ずかしいから言わないで・・。これ以上KENちゃんに嫌われたくない・・。」




「そんな事言う訳ないだろう・・・。」


TAKAが嘘をついた。









遠い昔

4年も前に

真帆が

TAKAに一生のお願いをしたことを

TAKAが急に・・思い出した・・・。

















「あのね、TAKAお願いがあるんだけど・・。一生のお願い。」

「え、何?一生のお願いって・・?」


「私をライブの後のバンドの打ち上げに連れて行って。」

「ええ・・、俺あんまり彼女をファンに見せるのって好きじゃないんだよね・・。」

と言った後TAKAの目が宙に行って、それからふざけたように続けた。

「ま・・、一生のお願い・・とか言われると・・。あー、今度連れてくよ。」


真帆が何となくほっとして涙ぐんだ。

「え、私って彼女だったの・・?」

「あー、ほかにめぼしい女はいないんだけど・・。ってことは彼女じゃないの?」


















あれから4年経って


真帆の一生のお願いが


こんなに悲しく

せつなくなった・・・。