碧いラフレシアの花 その197 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


しばらくしてからまた電話が鳴った。


KENちゃんかと思ったらTAKAだった。


TAKAが真帆の事を心配して、KENちゃんに内緒で外の電話ボックスからかけているのだと言う・・・。


ちゃんと真帆の誕生日を覚えていた。


そういえば去年KENちゃんに内緒でこっそりルビーのピアスを誕生日にくれた。

実際にTAKAと付き合っていたときの扱いは散々だったが・・・

TAKAなりに気をかけているようだった・・・。


「KENちゃんの話しによると・・・相当おかしくなっている・・という事なんだけど・・・。実際の所はどうなの・・・?」

TAKAが聞いてきた。

「KENちゃんに絶対言わないって約束してくれる・・?」真帆が頼んだ。

「する。」

「絶対、絶対言わないで。もう呆れられてKENちゃんに捨てられそうで・・・。」

真帆がしくしく泣き出した。


「クスリの宅配頼んだら・・・しつこくて・・。もういらないって言ってるのに・・来るんだよ。でも意志が弱くて・・

来ると買っちゃう・・。」

真帆が恥ずかしそうに言った。

「なんか訪問販売っていうか・・、白雪姫みたいだね・・。」

TAKAが苦笑した。

「本当に白雪姫みたいに間が悪いと死んじゃうよ・・・。もうやめたいよ・・。」

真帆がおんおん泣いた。