お寿司屋さんのレジで田中さんが会計を済ませている時に「おいしかったです。ありがとう。」と真帆が田中さんに言った。
田中さんが嬉しそうに真帆を見た。
もう11月で外は寒かった。
吐く息が白かった。
田中さんがキスしてきた。
「また、美味しいものとか食べに行こうよ・・。」と田中さんが言った。
「え・・。」真帆がためらった。
「旅行とか行かないか・・?遊園地とか・・なんかどこでも行きたい所言ってよ。連れて行くから・・。」
真帆は田中さんの優しさが嬉しかった。
TAKAからはお金を貸したっきり捨てられるのではないだろうか・・・
そんな不安がふと胸に沸いた。
「これから一緒に飲もうよ・・。」
「え・・、私・・お酒は強くなくて・・。」
田中さんが真帆の手をとった。
「遠慮しないで・・。」
真帆は男の人からの優しさに飢えていた。