碧いラフレシアの花 その50 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



お寿司屋さんのレジで田中さんが会計を済ませている時に「おいしかったです。ありがとう。」と真帆が田中さんに言った。

田中さんが嬉しそうに真帆を見た。



もう11月で外は寒かった。

吐く息が白かった。

田中さんがキスしてきた。


「また、美味しいものとか食べに行こうよ・・。」と田中さんが言った。

「え・・。」真帆がためらった。

「旅行とか行かないか・・?遊園地とか・・なんかどこでも行きたい所言ってよ。連れて行くから・・。」


真帆は田中さんの優しさが嬉しかった。



TAKAからはお金を貸したっきり捨てられるのではないだろうか・・・

そんな不安がふと胸に沸いた。


「これから一緒に飲もうよ・・。」

「え・・、私・・お酒は強くなくて・・。」

田中さんが真帆の手をとった。

「遠慮しないで・・。」


真帆は男の人からの優しさに飢えていた。