友達の早苗がファンではないのに付き合って一緒に待ってくれている。
高校生の時からこのインディーのバンドが・・・、このバンドのベーシストのTAKAが好きだった。
高校を卒業して就職してもずっとTAKAが好きだった。
友達の早苗がそんなに好きなら出待ちしてプレゼントでも渡せと真帆の背中を押した形で、二人で一緒にTAKAが喜びそうなTシャツを買った。
あんまり期待はしていなかったが、一応プレゼントにカードをつけて自分の電話番号も書いておいた。
バンドのバンの側にTAKAは他のファンの子たちと立って話していた。
真帆は古株のファンじゃないし、ぽっと出のプレゼントを渡す頼りないファンだった。
全く声をかけられない内気な真帆に代わって早苗がTAKAに声をかけた。
TAKAは側で見ると背が高くて細くってなんか漫画みたいな感じがした。
金髪がさらさらしていて綺麗な男の子だと思った。
「TAKAさん、私の友達がプレゼント渡したいって・・・。」
TAKAがちょっと神経質そうな表情で真帆をちらっと見た。
真帆は本当に心臓がどきどきした。
気が小さい自分が嫌になった。
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