7ポンド余らせて帰る敗北感のままに2019年5月時点のエジプトの物価について記す。
●だいたいの目安
1ポンド=6.5円
1ドル=17ポンド=111円
●TAXI
カイロ国際空港→ラムセス駅
メーターがなくTaxiもUberもぼったくり。
「150」と声を掛けてくるタクシーも居るがよくよく話を聞くと「1人150、2人合わせて300」という意味だったりするので乗る前にしつこく確認するべし。
更に後から駐車場代20を追加で請求してきたりする。
往路はまんまと200+駐車場20=220取られてしまった。
帰国時は駅前で声を掛けてきた奴に付いて行ったがとっても普通の乗用車で所謂白タク。
「200!駐車場代20は帰りに乗せる奴から取れ!」と200しか払わなかった。
200ポンドといえば1300円ぐらいなのでどう考えてもぼったくられている。
●カイロ地下鉄
地元民も利用する交通機関なので安い。
区間ごとに切符の色が異なる。
最も近距離のイエローチケットは3ポンド。
●バス
都市によって差が有るが地元民も利用する交通機関なので安い。
路面バス…番号が付いていてルートが決まっているバス。
ミニバス…市内を縦横無尽に走り回っている乗合バス。好きな場所から乗って好きな場所で降りる。
下記は目安として。
正確な金額は都度運転手や周りの人に確認。
カイロ市内
路面バス・エアコン付き:8
路面バス・エアコン無し:4
ミニバス:4
アレキサンドリア市内
路面バス・エアコン付き:2
ミニバス:2.5
ルクソール、アスワン市内
ミニバス・エアコン付き:3
ミニバス・エアコン無し:1.5
●鉄道
寝台列車:80ドル!!!!
高すぎてハゲ上がるが外国人は寝台列車にしか乗れない(ということになっている)。
国鉄2等席
ルクソール→アスワン:62
アスワン→カイロ:140
カイロ→アレキサンドリア:31
EgyptNationalRailway公式サイトの通り。
ルクソール駅、アスワン駅では普通に外国人でも2等席の切符が買える。
但し、外国人は窓ガラスが割れてないエアコン付きの綺麗な急行SpecialServiceOD号のみ。
カイロ←→アレキサンドリアはボロボロのSpecNorthACTurbineにも乗れる。
●服・土産物
ガイドブックに必ず載っているハンハーリなどの外国人向け市場はぼったくりしかない。
適正価格は最初に言われた値段の1/5ぐらい。
「いくらなら出す?」と聞かれたら最初に言われた価格の5分の1でOK。
1/5まで値切れなかったらとっとと去ろう!
ハンハーリ市場の中でもツーリスト向けでなくエジプシャン向けエリアがありそこは値札が付いている!!
観光客向けには200とか300とか言ってるがエジプシャン向けだと50ポンドのズボン。
●食品
商店の品物には基本的に値札が無い。
外国人相手には違う値段を言ってくる店員が多い。
「How much?」と聞くとこそこそ相談し始める。
ルクソール市内でずっと20ポンドと言われ続けていた水1.5Lが本当は4ポンドであることを知ったときの怒りで身体が震える。
エジプトに着いたらまず商品に値札が付いているスーパーマーケットに行き相場を知ることから旅を始めた方が良い。
エジプトには日本でいうところのスーパーマーケットのような店は皆無でジャイアンの家のような剛田商店が有るのみである。
よって殆どの買い物は市場ですることになるが相場を知らない外国人は100%ぼったくられる。
カイロ市内ならメトロマーケットが2箇所(あまり大きくはない)が有るので時間があれば初日に行くことをお薦めしたい。
カイロ市内のメトロマーケット調べ
水1.5L:4
レタス1玉:5
ティーパック(12個入り):7.99
ティーパック(50個入り):30.99
クノールスープの素:9.75
ヨーグルト(120g):2.95
外資系の高級スーパーマーケットのため道端の売店より高いかと思いきや、ティーパックもヨーグルトもメトロが一番安かった。
野菜は萎びた腐りかけのものしかないため市場で買う方が新鮮。
市場の野菜には値段が書かれているが単位不明なので結局わからない…。
中国みたいに1斤(500g)の値段を書くみたいな基準が有るのかもしれない。
●食事
食堂のメニュー表のアラビア語数字は読めるが肝心のメニュー名が読めないため言い値を払うしかない。
ただ、食事系ではぼったくられた感じはあまりしない。
他のエジプト人が注文して支払う様子を凝視して「俺は相場を知ってるんだぞ」風を装うと安心。
サンドイッチ:5
ターメイヤ1個:1
ピザ:9
生搾りオレンジジュース:7-10
フルーツ盛り合わせ:5-8
サンドイッチは指差した具を3,4種類詰めて貰える。
ターメイヤ2個+フライドポテト+サラダ+ピクルスを詰めてヨーグルトソースを掛けて貰ったサンドイッチが5ポンド(32円)!
どの都市でも街中至る所にフレッシュジューススタンドがあるが、冷蔵庫に入っているフルーツ盛り合わせはSサイズ5〜Lサイズ8、高くても10。
アスワンで「20」と言われた怒りで身体が震える。
「シット!!!しね!!」と返したら慌てて「ウェイトウェイトウェイト!マイフレンド!10!」と言い出したが当然買わなかった。しね!
このように外国人相手に金をぼったくろうとしてくるのがエジプト人である。
●高すぎる拝観料
一番高かったのが王妃の谷。
王妃の谷エリア入場券:100
カメラ持込:300
ネフェルタリの墓:1200ポンド
合計1400ポンド(10315円)!!!!
カメラ持込は何処でも300なので一箇所何処か見る度に1940円かかる。
王家の谷300+王妃の谷300と廻るだけで4000円近い金が飛んで行くのである。
エジプトの場合プロのカメラマンがそれで金儲けできるぐらいの写真撮れてしまうから仕方ないが、単にインスタに写真上げたいだけの一般人にはきつい。
外国人と現地民の価格差が凄まじい。
外国人のほうが安く現地民のほうが高い日本とは真逆。
サッカラ入場券は何と現地人の30倍の値段!!!
外国人:150
エジプト人:5
メンフィス博物館も8倍
アラビア数字で書けばバレないと思っているのか?残念!読めちゃいまーす!
●空港価格
最後に7ポンドずつ余ってしまったので友達と合計14ポンドでポテチでも買おうとしたら…。
ポテトチップス(小):37
ウエハース(2枚入り):30
サンドイッチ:87
ふぁっ??!!!
ついさっきラムセス駅前で5ポンドのサンドイッチ買ったじゃん????
本当に同じ国なのか?????
空港内はアラブの石油王価格なのか。
こんなことならもう一つサンドイッチ食べれば良かった…。
という敗北感たっぷりのまま帰国の途に着いている(現在アラブ首長国連邦。オレオ1000円也)。