部下が過ちを犯したとき、もっとも避けなければならないのは厳しい罰則だ。このときこそ本人を励まして信頼感が生まれるようにすべきだろう。上司の仕事は、部下に自信を取り戻させることだ。落ち込んでいる人を「鞭打つ」ことだけは絶対にしてはならない。
GEの経営検討会議では、次のようなやり方が定番になっている。ある事業部門のトップが怒りを爆発させ、部屋にいる誰かがそれに同調する気配をみせたら、スタッフ・チームは白いハンカチを取り出して宙に投げる。ムチを振り上げている人に向けた、頭を冷やせという合図だ。
P64 J・ウェルチ『ジャック・ウェルチ わが経営・上』(日経ビジネス人文庫, 2005)
20世紀最高の経営者と言われるジャック・ウェルチの自叙伝。
『世界で一番か二番になれない事業は撤退』など徹底的な業績主義を貫く面がクローズアップされがちですが、自叙伝からは、色々な失敗を繰り返し、社員やマスコミの批判に悩む人間味にあふれた姿と、意欲に燃える社員を愛して尊重する姿が見られました。
そういえば、尊敬するコンサルタントが『最高のスキルとは失敗体験だ』と言っていました。本気で挑戦して失敗し、失敗を悔やんで悔やんで原因を考え抜くときに、人は最高に成長をするのかも知れません。
当社社員にもどんどん本気で挑戦してほしいと思います。失敗したときに僕がキレたら、白いハンカチを投げてください。
ジャック・ウェルチ わが経営(上) (日経ビジネス人文庫)
posted with amazlet
at 09.08.27
ジャック・ウェルチ ジョン・A・バーン 宮本 喜一
日本経済新聞社
売り上げランキング: 79603
日本経済新聞社
売り上げランキング: 79603
おすすめ度の平均: 

GEの人名録という趣
良くも悪くもアメリカ企業の理想的な経営者
限られた時間、気が遠くなる規模。その企業経営。
経営とは
真の選択と集中とは