2年に一度ドイツ旅行記

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29Feb
- おまけ。
  旅のお土産品の一部をご紹介。まずはリューベックから。『ブッデンブローク家記念館』よりトーマス＝マン＆ハインリッヒ＝マン兄弟写真のポストカード。『ギュンター・グラス記念館』より自画像写真マグネット。巻貝はグラスの芸術活動に大きな役割を果たした重要なインスピレーションアイテムなんだって。続いてハンブルク。『歴史ミュージアム』売店にて昔の倉庫街写真のポストカード。デパートで買った卓上プランター。“　Für Dich　（君に）”　。中央駅の本屋さんで電車に遅れそうになりながら購入したトラベルガイド・ニッポン。観光初日に旧福祉住宅近くのお土産屋さんで購入したハンブルクカップ（正確にはミニポットと書かれてる）とペーパーナプキン。カップはすでに口が欠けてしまい、ショック今なお癒えず・・・最後はシュヴェーリン城の売店から『お城の歴史読本』。（子ども向けのはずなのに辞書なしには読めない）。
16Feb
- 責任感と責任能力
  責任感を放棄したい。責任のない人間は当てにならず、相手にされないと思うから何でも責任をもってやろうと生きてきたけど。でも自分で負えると思うほどの責任を負う能力は実はないのではないかと最近思う。だからもっと気楽に軽薄に生きてみよう。だってみんなそうしてるじゃん。みんな、いとも簡単に約束を口にして、守る人を見たことがない。責任感なんて持たない。そのうちだれからも相手にされなくなるようになるかもしれない。それがどうした。
05Feb
- 作業計画
  <ステップ1>今年のダボス会議レポートを読む<ステップ2>今年の参加者をリストアップする<ステップ3>手紙の文面を作成する<ステップ4>今年の参加者に手紙を発送する<ステップ5>来年のダボス会議の参加予定者をリストアップする<ステップ6>来年のダボス会議の前に参加予定者に手紙を出すところで参加者ってどっかでリストアップされてるのかな？とりあえず、ご精読サンキュー
19Jan
- ファッションは男を解放できるか
  男女が平等に活躍できる社会にするには、男性が中心となって成立している現在の働き方を変える必要がある。ココ・シャネルの服が女性を開放したのなら、ファッションの力で今の男性を今のような働き方から解放することができるのではないか。と昨日は思ったが、今日ふと考える。シャネルの服は本当に女性を開放したのか。（厳密にはもう少し近代の、女性が会社にパンツスーツを着ていけるようになった時が女性の服飾の開放だったと言えるのかもしれないが、いずれにしても）それはただ単に、それまで男女の体型が本来本質的にはそれほど大きな差異を持っていないにもかかわらず女性のみが制限されていた服装（男性にのみ許されていた服装）が解禁となった、もっと言えば、男性と同等の服装が許されるようになっただけではないのか。その証拠に、正装はひざ丈のタイトシルエットスカート、ストッキングが必須、コルセットとは言わないまでもノーブラはもってのほか、などのモードが今なお厳格に存在している。これは上品であるかも知れないが、全く快適な服装とは言い難い。開放ではなく、男性と同等になっただけであると考える。つまりことの元凶はスーツだ、と仮定する。（私服刑事や創作業界の人たちがスーツでなくても許されるのは、それ以外のインフラ業界の制服が厳にスーツに規定されていることによって相対的に許されているだけ）どうして現代社会の労働服はあのようなスーツになったのか。そのルーツをたどり、正体を暴き、開放を模索する。というわけで主として男性の服飾文化史を調べようと思って本屋さんに行ったら、『男の歴史』という論文集を発見、購入した。初版は１９９７年、主としてドイツの男性性史について論述しようという意図で編まれているが、日本のスーツ文化はそもそも西洋からの流入だから、参考とするうえで問題ない。
17Dec
- 覚書：ドイツ銀行コレクション観覧セミナー&ツアーより
  NIKKEI アートプロジェクト電子版有料会員限定　アートツアー＆ショートセミナー「ドイツ銀行コレクションを覗いてみよう！」コレクションは写真撮影自由歓迎でした。さすがです！「S字　川の蛇行　抽象」「無題の部屋　プリント」（写り込んでる女性は作品には含まれません）「足場　作品の断片　コラージュ手法」「絵画が美術になったのは写真が生まれたために絵画がイラストレーションの機能を失ったから　写真が美術になったのは映像が生まれたために写真がイラストレーションの機能を失ったから」「生活空間から自然物が失われ、身の回りのものは時間がたっても変化しない　その不安を和らげるため木の質感を転写し、身近に添える」「植物の種」「線　模様　文字　絵画」
- モザンビーク「銃から鍬へ」より
  神奈川県立地球市民かながわプラザ企画展示室にて【武器アート展　モザンビーク_内戦からの出発】http://www.earthplaza.jp/ai1ec_event/bukiart?ins世界で一番普及している安価な銃「カラシニコフ」がこんな作品へ。
14Nov
- 後日談～思うところ②
  ●ホームレスWedelの旧軽通りを歩いていた時、ドラッグストアの入口横に座っていた若者がハローと弱弱しく笑いかけてきた。？と思っていたら、通りかかったドイツ人のおばあさんが声をかけてお金を渡していたので、ホームレスだったのだとわかった。桟橋駅で中央駅までの切符を買おうとしたらドイツ人のお兄さんが「どこ？空港？」と話しかけてきて「中央駅」と答えると、じゃあ近距離切符と言ってさっさと自販機のボタンを押してくれる。大きなお札しかないと言うと、あっちの券売機で試してみようとまたやってくれて、やっぱりダメだねと教えてくれ、また改めて手近の券売機をぱぱぱっと押してあとはお金を入れんばかりのところまで操作してくれた。そこで言うには「あそこに（と駅舎の向こうを指差して）ホームレスの奴らがいるんだ」それで善意をくれたら助かるみたいなことをたぶん言っているようで、そのお兄さんの助けがなかったらもしかすると近距離切符がわからずに２，３ユーロ損したかも知れないと思い、じゃあ５ユーロ硬貨で買ってお釣りの１ユーロを上げたらいいかなと思ったらお釣りが２ユーロだったので、いいのか？と思いながらお兄さんにその２ユーロをそのまま渡した。しかし気分的には、１ユーロ払い過ぎたのと同じ気分だった。Bremenのトラム停留所では車椅子に乗ったおじいさんが２０セント硬貨が欲しいと言って来たけど、２０セントの意味が不明で手元には５０セント硬貨しかなかったので、それでもいいか訊ねて５０セントを渡した。さらにさかのぼると、、、ザルツブルクからミュンヘンに向かう電車に乗り込んで出発を待ってるときに車内を回ってきた女性がドイツ語の書かれたカードとニコニコバッジを差し出してきた。カードには、その女性が口がきけなくて親族もなく、バッジと引き換えにもらう１．５ユーロで生活していると書かれている。そのときも小銭がなくて、５ユーロ札でお釣りを貰いたいと思って話してみたがうまく通じなくて結局５ユーロを上げてバッジをもう一組もらった。ハイデルベルクの駅舎の中の薬局で買い物をして出てきたらヘビメタな格好をした女性が自分はホームレスで食べ物を買うお金がないので５ユーロ欲しいと話しかけてきた。ドイツでお金を請われたのはこれが初めての体験で吃驚していると、ドイツ語が通じなかったと思われたらしく、そばにいたドイツ人が、彼女はホームレスなんだよと英語で教えてくれた。ホームレスにお金をあげるときの相場感が分らない。レストランのチップは大体料金の１～２割と相場が決まっていて、でも最終的な金額は自分で指定できるから小銭がなければお釣りをもらえる。ではホームレスに金額指定されて小銭が無かった場合、お釣りをもらえるんだろうか。その場合は大きなお金をそのまま渡すものなんだろうか。日本で募金箱に寄付したことはあるが、ホームレスの人にお金をあげた経験がない。ドイツで頻繁にこういう経験をすると、観光客だからカモにされてるんじゃないかと心配になったりする。心の狭い人間だと思われるだろうけど、こんなこと「地球の歩き方」にも載ってない。誰か現地の風習を教えて欲しいっす。●チップといえば今回は飲食店で現金決済が少なくて、「合計13.7ユーロです」「じゃあ～17ユーロで」「ダンケ」といった会話があまりできなかった。クレジット決済の場合、決済額にチップを上乗せできるのかとかがわからなくて、結果的にチップを丸々節約してしまいます。ウェイターさんが財布を持ち歩くドイツのレストランやカフェもすっかりクレジット決済が普及して、そういう会話はもうできないのかと思うと無性に寂しいなあー・・と思っていたら、最近ドイツ出張から帰ってきたボスの領収書を整理していて食事のレシートとカード明細の額が微妙に違うのを見つけて質問した際、カード決済の時はいつもテーブルに現金を置いているんだけどこの時は小銭の手持ちがなくてカード決済に上乗せしたんだよという話を聞き、なるほどとまた一つお勉強した。次回までにその言い方を探しておきましょう。
07Nov
- 後日談～思うところ①
  ●KLMオランダ航空予約の段階で座席番号が確定できる。機内食は見た目が良い割りに量が控えめで満腹になり過ぎない、大幅な時刻変動がなく、ウェブチェックインもスムーズ、アプリは日本語、サービスレベルも適切、良い意味で「非常に中庸」なんではないでしょうか。また使ってもよいと思える航空会社です。もう一つ、チポリ空港ではドイツ語のアナウンスがあります。これ重要。●「（今度こそ）ドイツ語をできるだけ喋る」を目標に実践してみた。驚いた。思った以上にスムーズにドイツ語が口から出てくる。（文法的には間違った言い方もかなりあったよ）ここ何年も音読の勉強はしてないので、出発前に通い出したバイト先で日本人がべらべらドイツ語を喋るのを耳にするうちに、抵抗感が薄れてた、とか？もう一つ嬉しかったこと。いつもはドイツに到着して大体5日目ぐらいから数字が聞き取れるようになったと思ったらもう帰国、というパターンがずっとだったのが、今回は到着当初から聞き取りが順調だったのでした。なんでかな～と考えたけど、聞き取りでやってることといえば、毎日ドイツ語の100秒ニュースを聞くぐらい。100秒っていう短さが気楽で良い。ので続いている。他に思い当たることもないので、たった100秒でも、毎日毎日っていうのがつしんずしんと効いてたのかな～。●ドイツ語もう一言２年前のドイツ旅行のあと、ニョロ書体を勉強してレストランのメニューがすんなり読めるようになりたいと思い、しかしながら結局その勉強は全然しないまま再びのドイツでしたが、ニョロ書体は問題ではなく、料理用語や素材の名前をもっと覚えなければいけないのだということをこのたび痛感いたしました。というわけで今はバイトの昼休憩時に二階の図書館に走って料理ブックを熟読中です。もともと料理番組が大好きなので、美味しそうなドイツ料理の写真を見ながら学ぶドイツ語は格別。●ドイツ語さらに一言挨拶の最後の「良い一日を」「あなたもね」はだいぶ慣れてきた。次は「Klar」を使えるようになりたい。たとえば何か質問して教えてもらった時とか、つい「Ok」と答えちゃうところを「Klar」とか「Alles klar」「in　Ordnung」と答えられると、よりこなれた感じが出るよね。というのが次の目標。●スマホと無料Wi-Fiドイツではほとんど不自由しません。ホテルは必ずサービスがあるし、駅や主要なカフェ、デパートなどでは３０分限定の無料スポットとか、とにかく何かしらの電波が飛んでます。今回特に重宝したのは、各都市固有のサービスアプリ。ハンブルク、リューベック、シュヴェーリン、ブレーメンそれぞれのガイドアプリをスマホにダウンロードしておき、現地でGPS機能をオンにすると、現在地を逐次地図上に掲示してくれるので、初めての土地も丁寧にガイドされながら移動できました。そして勿論DBアプリと航空会社のアプリ（今回はKLM）は必須。帰国後、日本では有料登録しないと使えないスポットがまだまだ多く、不便なことに改めて吃驚してしまいました。最近少しずつ、無料のWi-Fiスポットを設置するというニュースを聞くようになってきましたね。●気候と服装標高２０００メートルとかに登ったりしない限り、北国ドイツといえども朝晩の涼しさに対応するには薄手のカーディガン一枚で足りるのだと今回しっかり学んだ。寒いのではなく、ぴりっと気の引き締まる感じ。ちょっとやせ我慢の混じる緊張感が、そこはかとない異国感をもたらしてくれるのだ。えっへん。
- 後日談～初体験
  帰国から間もないある日の夜。めったに鳴らない固定電話に留守番メッセージが。聞くと「○○クレジットカード会社のものですが、（旦那の）クレジットカードご利用履歴の件で確認いたしたく」お電話くださったとのこと。自分の電話番号を知らせて、折り返しが欲しいと言い残していた。わざわざ番号を残すくらいだからつまらん勧誘ではないんだろうけど逆に、利用履歴の件って何だ？と不安になりました。後日旦那が掛けなおして明らかになったのは旦那のカードが最近ドバイで使用され、高額の決済が申請されているということ。もちろん旦那のはずがない。（ドバイに行ったのは一昨年だ）ドバイのホテルやら中国の航空会社の航空券やらの決済（しめて40数万円ほど）を「いいえ」「いいえ」「違います」と全部否定して、結局カード会社が決済を削除してくれるとのお話しだった。なぜ？どうしてそんなことが起こったのでしょう？？という話をフェイスブックに上げたら、まあ～出てくる出てくる似たような話が。どれも、海外でカードを使って帰国した直後ぐらいに、覚えのない買い物が記録されたことをカード会社からの連絡で知り、削除してもらったというケース。うちは毎年海外に行ってるけど、初めてのことでびっくり。本当にあるんだねえカード詐欺って。しかしそれを「常日頃の購買行動と異なっているのでチェックに引っかかった」と見破るカード会社もある意味もっとすごい。この「常日頃の購買行動」って、どんなアルゴリズムなんだろう。ちなみに。今回の詐欺とほぼ同じ金額を後日楽器店でカード決済した時は、何の連絡もございませんでしたよ、というのがオチ。
27Oct
- 帰国
  ８月１８日(火）６時１５分目覚ましで起床。小雨模様。目の前のビルにはもう明かりがともってる。７時にはほぼ準備完了。７時２０分チェックアウト。７時３２分のトラムに乗る。券売機は１両目の二つ目のドアと聞いていたのに後ろの車両に乗ってしまったので、結構混んでる車内を頑張って歩いて券売機でチケットを買って戻ってくる。隣のお姉さんに刻印が必要か訊ね（不要）、空港は終点でよいのか訊ね（たぶんね）、でも空港は終点じゃなかったので一つ乗りすぎて終点で降りて停留所一個分歩いて戻ってブレーメンシティエアポート着。（なんか宇宙船の展示がある）１０分かからないです。超近。８時前には荷物預けてフリーになってしまった。時間早すぎて二階の売店街は開いてないので皆一階のカフェに集中してます。我々もFrikaddeleパンとFranzkuchenとSommer Berlinerで８時１５分朝食。本屋を眺め、９時１０分セキュリティチェック。私の何かが引っかかり、ズボンのゴムまでチェックされた。９時４５分ボーディング。足元が広い！すごい快適だなCityhopperE190！今気づいたが、Bremen-Amsterdamは国内線扱いだから、ひょっとして３０分前までにチェックインでも良かったんじゃないか？ホテルでゆっくり朝食とれたんじゃないか？。。。外は雨。今日のドイツ北部は大雨の予報。どうやら今回の旅、お天気はぎりぎりもってくれたね。５分遅れの１０時２１分、Taxingスタート。１０時２９分離陸。涙雨のドイツに別れを告げ、雲の上はまぶしい晴天。１１時ジャストにチポリ空港着陸。乗換ゲートへ歩く道すがらお土産スリッパを買う。待ちくたびれるほどの乗り継ぎ時間でもないので、ラウンジの利用はやめてカフェテリアで軽食。最近日本でも北欧系カフェでパンケーキと称して売り出されているおやつ。看板の写真はもっとぷっくらしてしかも生クリーム付きだったのに実物はかなり違う。こっちはノブのパニエです。（私が両方食べたわけではない）ゲートに戻り、ノブはスマホを充電。１４時ボーディング開始。１４時５２分離陸。眠い。１５時４５分、白ワインを飲んでぼーっとしている間に、ドイツを離れる悲しさも気のせいかぼーっとしてきた。ああ酔ってこの哀しみを忘れたい。１６時過ぎに温かい食事。ポークカツ丼、チキンのナシゴレン。ダッチチーズとクラッカーは往路と違ってうまぁい。眠気が覚めてしまったので『キングスマン』を鑑賞。すげえサイケな映画だった。日本時間３時２５分。スマホにダウンロードしておいた一週間分の日経で未読の記事を読む。中欧時間２３時を過ぎてようやく少し眠くなる。日本時間７時に朝食。水とヨーグルトを持ち帰ることにする。８月１９日（水)８時１５分、成田空港第１ターミナル着陸。バゲッジドロップに時間がかかり、麻薬探知犬が何度も回ってくる。オランダは麻薬が合法の国なので、オランダ便は念入りに調べるんだって。やっと税関を抜けると８時５５分。９時１５分のNexで帰ることにする。駅の自販機で売られてる飲み物の種類の豊富さにしばし呆然。日本てすげえなあ。でも外は暑くて出たくない！！１１時１０分我が家最寄のバス停下車。１００円ローソンでおにぎりとカップ麺を買い、帰宅。＜反省＞ノブは帰国したその日のうちに歯医者に行った。私は復路の時差調整に見事に失敗、ホームシック(?)による欝も相まって帰国後２週間くらいまともに夜寝られなかった。（まあ働いてたら強制的に矯正できるんだろうけどね）旅先で食事って重要だね。ノブは歯痛、私は胃腸不調のせいで今回あまり食事を楽しめなかったのが、すっごくすごくすごーーーく残念。旅の醍醐味の３割ぐらいは損なわれたと思う。次はもっと体調を整えて行かなければ。さて次回は、思いがけない後日談など。
20Oct
- ブレーメンへ
  ８月１７日(月)７時過ぎ起床。ノブはシャワーを浴びたが、歯はまだずきずきしているらしい。手持ちのバファリンが残り少なく、このペースで飲み続けると帰国までもたないので薬局で鎮痛剤を買わなければならない。朝食ではノブはミルクフレークだけ食べている。私は小エビのサラダが気に入った。これは北ドイツの惣菜で、エビてんこ盛り。そしてやはりカマンベールチーズ。紅茶はリューベック風フルーツティーを飲んでみた。部屋に戻って早々に荷物整理。外は雨。寒くはない。８時５０分ほぼ支度を終えた。雨は小降り。空も明るいし、このあとリューベックは雨上がるんじゃないかしら。９時１５分チェックアウト。雨あがる。 €２を小銭に替えてもらい、薬局の場所を聞き、貴重品を返してもらう。（貴重品はSache in Safe、動詞はZurueckziehen）スーツケースを引いてがらがらと石畳の道を歩く。駅に着く直前に小雨が降り出した。傘を出さずにぎりぎり駅に着き、Bremenまでの切符を買う。ホームでドイツ人のおばさんに写真を撮ってもらう。結構人多いよ。座席予約してないので座れるか心配。入ってきた電車はぱっと見は空いてる。２等車の端っこに区間表示の無い並び席を早々に見つけて座った。周りはほとんど区間予約が入ってる。ノブはまた薬を飲む。Bremen まで２時間。１１時１５分ハンブルクに停車。さすがにたくさん乗ってくるねえ。しかし座席の区間予約っていつまで有効なんだろう？その電車が走ってる間はずっと予約できるのかな？だとしたら今我々が座ってる席も、いつ区間予約が表示されるかわかんないってことか？はらはらドキドキ。そうこうする間も、乗ってきたドイツ人は皆区間表示を確認して、この席はどこそこまでは空いてるね、じゃあ私はあっちに座るとかそこは埋まってるよとか、じゃ私がこっちに移るからどうぞとか、うまくコミュニケーションとってたまたま並びあった乗客同士で会話が盛り上がったりしてる。定刻より少し遅れ１２時５０分ごろBremen着。ブレーメン中央駅の賑わいはどこかハイデルベルクに似てる。近代的で人も店もトラムも多い。でももっとごてごてで日本の駅に近いかな。とにかく人の流れに乗ってなんとなく進んでったらなんとなく中央広場に着いてなんとなくホテルも見つかった。市庁舎の真横です。時間が早いので荷物だけ置かせてもらう。出入りは裏口からカードキーで入るとのこと。明日は７時半にチェックアウトすると伝えた。そのあとラーツケラーへ。ここのラーツケラーは有名なんだね。ちょうど昼時だし、まあ平日だし、すっごい混んでる。店員さんはてんてこまいだけど、リューベックの船員会館より愛想は良い。１３時２５分。平日昼の限定メニューから私はカレー、ノブはミルク粥。ミルク粥はデザートだから甘いんだな。私はカレーを頼んだつもりはなかったんだけど、来たらカレーだった。とても慣れ親しんだ味でしたよ、ライス付きだし。待っている間にスマホでKLMにオンラインチェックイン。便利だ～とにかく便利だ。さて明日はブレーメン空港に行かなければならないが行き方が分らないのでまずはインフォメーションを探さなければならない。雨の中迷いました。ガイドブックの地図が間違ってる。まったく「地球の歩き方」にも困ったもんだ。今回新たに買い直した最新版なのに。今日の雨はちょっと寒いので、二人身を寄せ合って傘に入り、やっと見つけたインフォメーションは窓口がずいぶん混んでいるので、手近の地図をもらって自分で探してみようかといったん外に出て歩き回ったが、さっぱり。なのでもう一度戻って今度は人の居る窓口で訊ねた。どうやって空港に行けますか、空港行きのトラムはどの停留所で乗れますか、いくらですか、チケットはどうやって買えますか、紙幣は使えますかうんぬん。聞きたいことを全て聞いて、すっきり満足して、停留所を確認する前に薬局へ。症状を言うと鎮痛剤はすぐに出てきて、あと冷やすものが欲しいですというと、「gefertigt？oder　nicht？出来上がってる？それともそうじゃない？」とか訊かれる。何のこと？という顔をしたら店員さんは店の奥に引っ込んで、何か持って出てきた。つまりgefertigt出来上がってる、というのは、既に凍らせてある冷却剤のことなのね。一つ賢くなった。その場で水を用意されて、鎮痛剤の箱を開けてノブに飲ませる。さて薬局を出たら大降りの雨。なので１５時４０分一度ホテルに戻りました。なんとエアコンがついてます！冷蔵庫があります！というデザイナーズホテルです。一階のカフェで朝食も食えます。（しかし今回我々は食べる時間がなくて残念）窓からは目的の停留所らしきものも見える。市庁舎の横のアーケードがよく見え、広場が見下ろせる。１７時前に再び外へ。音楽隊像など主要な観光証拠写真を撮り、停留所を確認し、風車に向かう。ガイドブックでのあっさりした記述のわりに、なかなかの迫力です。レストランもついてて、でもあまり人は入ってない。大丈夫かな。ぐるっと周囲の散歩道を回って戻る途中のショッピング街でブティックに入ってコートを試着。出てきて屋台でソーセージを食う。巨大なソーセージとちっさいパンの組み合わせ、あれって思うにちっさいパンは、パンじゃなくてソーセージの持ち手なんだな。マルクト広場前のアーケードに老舗のチョコレートショップがあり、ブレーメン音楽隊のイラストパッケージのお菓子がたくさんあったので、保守的な実家関係とノブの会社土産をここで大量購入。店を出るとまた本降り。急いでトラムの時間と値段を確かめてホテルへ。１８時１５分。雨の中でも広場で何か演奏してる。ノブは保冷剤を顔にあてながらゲーム。私は窓辺でぼーっ。１９時、階下のカフェへケーキを食べに行く。私は今回まだアプフェルシュトゥルーデルを食べてない！でも売り切れだった。。。気を取り直してショーウィンドウでケーキを注文し、注文メモをもらって席に着き、ウェイターさんにメモを渡して飲み物を注文。後頭部が薄くなりすぎたケヴィン・コスナー似の店員さんは、無表情だけど日本人相手に丁寧なドイツ語で喋ってくれる。食事は１９時までとのこと。テーブル会計の際は「良い一日を」まで言ってくれて、店を出る際に目があったら「さようなら」を言ってくれた。なんだか、旅の最後が感じ良くまとまった気がした。部屋に戻り荷造り。シャワー。２２時４５分。ここの教会の時報（鐘）は、１５分に１回、３０分に２回、４５分に３回、各時にその時間分鳴るみたい。わかりやすくて便利だね。窓の下を見下ろすと、雨のそぼ降る夜景の中、色んな傘を差したり差さなかったりしてドイツ人が行きかう。そういう光景を見て、ドイツではこんな傘が売ってるんだなとか、ドイツではこういう服を着るんだなとか思うのも、路上で話すドイツ語を聞くともなしに聴くのも、窓の外に教会や赤い屋根の町並みを見るのも今夜で最後なんだと思ったら、もの悲しくてたまらない気持ちになった。
18Oct
- シュヴェーリンSchwerin に遠足　
  ８月１６日(日)　７時過ぎに起こされる。なかなか涼しいっす。７時半朝食。外に出てみると、だいぶ涼しいけど快適かも。８時１５分部屋に戻り、２つある洗面台で二人並んで歯磨き。９時過ぎ外出。ホルステン門で写真を撮り、９時３０分駅着。難なくシュヴェーリン行き切符を買い、トイレに行き、定刻１０時０３分RE4で出発。途中Bad-kleinen駅での乗り換え時間が５分なので、順調に行って欲しい。ノブはバファリンを飲み、読書に没頭。車内は空いてます。この時間を使ってスマホメールの下書きを書いておく。これでホテルに戻って無線Wifiにつなげば一瞬で送信だ。１０時３５分、車窓が少し晴れてきた。１１時１２分定刻通りシュヴェーリンに到着。駅を出てどっちに向かうか一瞬迷うが、ちょっと右に移動してみたら輝く湖面がちら見えしたのでそちらへ直進。ボートレース大会開催中でとっても賑やかです。売店やテントや人ごみでにぎわう湖を通り過ぎてマルクトに到着すると、日曜のせいかほとんどの店が閉まっていて、人も少なく静か。ここの市庁舎にはレストランが無かったので、昔のマルクト用建物の中のカフェで軽い昼食。はじめてジャガイモパンケーキを頼んだけど、これは本来子ども用メニューらしいです。晴天。結構暑くなってきた。そしてシュヴェーリン城は、すごい綺麗で迫力あります！こんな建物を議事堂に使えるなんて、うらやましい民族だなドイツ人。お城の外も中も綺麗だし、隣接するお庭や公園も広くてゆったりして緑豊かで湖面を渡ってくる風もさわやかで、ああもうこんなところで避暑したら幸せすぎる。お城のガーデンカフェは、ちょっと珈琲だけなんて勿体無さ過ぎるゴージャスな雰囲気で、眺めて写真だけ撮って街の方に戻り、ガイドブックに乗っているカフェ・プラークでHamburger Rote GruetzeとGratinierte bunte Beeren　というデザートをそれぞれいただきました。さて、帰りは１５時４６分の電車に乗るつもりだったのですが、スマホにダウンロードしておいたDBアプリによると、それが遅れているらしい。５分遅れるとBad-kleinenでの乗換に間に合わなくなる。ということは次は１時間後の電車か？ただいま１４時４５分。「まあ遅れても遅れなくても、とりあえず来た電車に乗っておけばいいよ」というノブの一言で駅に向かうことに。このノブの方針が結果として二人を救うことになります。ノブは乗換駅のBad-kleinenで待ってれば、別の電車が来るんじゃないかと言っていて、私は（DBアプリで検索しても出てこないんだからそんなの来るわけないじゃんかよ）と思い、（この時点でちょっとイラッと来てる私）でもそう言っても相手は納得しないだろうと思い、実際にドイツ人にそう言わせれば少しは世の中の道理ってやつがわかるだろうと意地悪な気分になり、直接案内所Reisebueroに乗り込んでブロークンドイツ語で質問。案の定乗換駅に先行しても、１時間後の電車に合わせた乗り継ぎ電車を待つだけだと言われる。じゃあまあそれはそれでしょうがない。しかしそこで終わらない。実はシュヴェーリンへの切符を買った時、切符販売機にメクレンブルク-フォアポンメルン-Ticket（この州名がとっさに出てこないんだよな～）というのが表示されたのが気になっていて、ひょっとしてそういうお得な切符があるんじゃないかと尋ねてみたら、予想通りそれはリューベックから片道運賃よりも安い値段で一日往復できちゃう周遊券だったのさ。というわけで帰り切符はそれをゲット。くうぅ～片道運賃まともに払ってしまったのが返す返すも悔しい～。今回はあちこち州をまたいで旅行しているためそのあたりのチェックが甘かった！後悔先に立たず。次回の教訓とするべし。さて電車はどうするか。遅れてます。何時に来るか見通しつきません。来た電車に乗ろうにも電車が来ない。と思ったら何やらアナウンスと共に向かいのホームに電車が。すわあれかと勇んで階段を下りて登ったら、それはハンブルク行きの列車じゃないの～がっかりして元のホームに戻ったらやっぱり電車が入ってきた。これか！と急いで乗って座っていや～ところでこれどこ行きの電車？とホームの表示を見たら、ロストックRostock行き。ああ～ん？！しかしBad-kleinen経由って書いてある。あれ？リューベック行きの表示はいつの間にかとなりのホームに移動してるやん。あれぇどないしょ～！！とはいえリューベック行きはまだ入ってきてなくて、我々の乗ったロストック行きは今にも発車せんばかり。え？え？このままでいいの？いいの？？私はパニック。しかしノブは悠然と「大丈夫じゃん？同じ乗継駅なんだから、行って待ってればなんか（リューベックに行く電車が）来るよ」落ち着いて考えれば、まあそうなんだよね。行き先はロストックだけど、要するにBad-kleinenでリューベックに行くかRostockに行くか分岐するってだけの話。よし、よし、どうやら大丈夫かも。私も一安心。シュヴェーリンからBad-kleinenはわりとすぐなのね。で、到着予定時刻を見ると、当初の乗り継ぎ時間より１分遅れぐらい。「あ～あ、どうせなら５分くらい待っててくれれば走って乗れるのにね～」と言っていたら、なんと待っててくれましたリューベック行きの電車が！走って結構余裕でセ～フ！「まあ間に合わなくても１時間後の電車に乗れば帰れるからね」とはノブの言。いちいちそうなんだけどー。自分肝っ玉の小さい人間なんで、こういう時の安堵感がたまんないっす。座ってトイレ行ってすっかり安心して水を飲んで、カメラを確認。カメラは？「カメラは貴女でしょ」はい？え、マジ？おそるおそるリュックを開けて、、、あった～。実は今日ホテルを出てから、カメラのバッテリーが残量わずかなことに気づき、折角見目麗しいシュヴェーリン城まで来ながらスマホカメラで撮影せざるを得なかったんだよね。というわけで、１７時３０分無事にホテル帰着。ノブはほどなく歯痛でダウン。１９時半夕食に外出。営業している店も少ないので色々さまよったあげく、ガイドブックに出ていた船員会館レストランへ。（写真は昼間の画像です）かなり混んでて、店員さんもなかなか対応してくれないです。やっとビールが来たと思ったらすぐに料理。 Schweine Braten（写真撮り損ねた）がやわらかくて美味しい～ドイツに来てやっとドイツらしい料理食べた気がする。やっぱ肉だよねドイツは。２０時５０分ホテル。お城で買ったドイツ語の絵本を読んで、バスタブにお湯を張る。ノブは歯が痛くてシャワーも浴びられないと言い、早々にベッドに入ってしまった。私は一人お湯につかり、出てきて花火の音を聞きながらマリア様にお祈りする。バファリンを飲んだノブがどうか痛みを忘れて安らかに眠れますように。
16Oct
- リューベック　Luebeck
  8月15日(土)早くに目が覚め、そのまま7時に起床。朝食で、北ドイツの地方都市での紅茶の飲み方というのをまねつつルイボスバニラティーを飲む。 8時に部屋に戻り、ネズミ捕りにチーズを模したキューブをうまく乗せられたほうが優勝、みたいなしょうもないバラエティ番組でまた盛り上がる。9時50分チェックアウト。桟橋駅でS3に乗り、日本の地下鉄のように途中で突然停車して無事に着くか不安なまま待つこと数分（日本のようなアナウンスはない）、無事発車無事ハンブルク中央駅に到着。リューベックまでの乗車券を買うのに手間取り、中途半端に余った時間で本屋に行ってドイツ語で書かれた日本のガイドブックを買っていたら半端に時間が無くなり、トイレに寄ったら€１と高くて、しかも割引チケットなんかがあったりしてわけが分らずに色々手間取り、ぎりぎりにホームに向かったら、列車遅延&ホーム変更の案内があり、結局15分の余裕が出来た。遅れてきた電車は綺麗なICEで、乗ったら冷房が効いててうっとり。コンタクトの左右が気になってトイレで着け外しを二回もやってしまった。窓の外はどうやら小雨。２０１５年8月15日(土)12時頃リューベック駅到着。駅からがたがた道をスーツケース引いて歩いて橋を渡り、フライブルクのような繁華街を歩いて抜けてやっとこさホテル発見。（このプロセスが何度来てもどこへ行っても一番苦労する気がする）荷物を置かせてもらって傘を携え再び外出。地図の見方に苦労して上下左右を迷いつつなんとか中央広場に到着し、ドイツ初のラーツケラー（市庁舎レストラン）に入店しました～！ここでも魚を選んだら、ニシンの丸ごとソテーが3匹も来た。ヘビーだったけど頑張って完食。店を出て、マルクトをちょい見、有名なホルステン門を見て川沿いに歩いていたら、何やら由緒正しそうなマジパンの店を発見。ガイドブックには載ってないけど、工房を備えた結構大きなお店です。「リューベックのマジパンは一番美味いよ」とドイツ在住日本人のブログでも薦められたそのマジパンとやら、一体どんなものなのか試食してみようということで入ってそれぞれお菓子を一つずつ選んで買った。店を出て船着場でトイレに入った後、道端で試食。しかしこの時食べたのは普通のマジパンをチョコレートコーティングしたもので、純粋マジパンの味が不明だったため、まずくはないけどぱっとしないというのが第一印象だった。（帰国後、型崩れで配れなくなった純粋マジパンを初めて食べ、「なんだこれ？！超美味い！！」大箱を買ってこなかったことを二人大いに後悔した）さてリューベックでの見所は、ビリー・ブラント記念館（人が多くて入口狭くて写真撮りそびれた）、ギュンター・グラス記念館、ブッデンブローク記念館の大きく三つ。この順番に歩いて見て回る。この日は何やらこどもの日イベントのため各記念館共通でイベント開放を行っており、ゆっくり展示を見るという空気ではないので、どこでも無料で閲覧できるところをざっと眺めてお土産をそれぞれ物色した。意外に印象深かったのがギュンター・グラス記念館。ただの（とはいえノーベル賞）作家かと思っていたら彫刻とか絵画も残しているらしく、その彫刻の複製が売っていてなんだか気に入った。時間があったらちゃんと中を見たかったなあ。観光を終え、いよいよニーダーエッガー（ガイドブック推奨店）でマジパン爆買い。普通のマジパンに、果物とか魚とか動物とかを模したマジパンもあり、気に入ったのをほいほい選んで買う。観光客は皆この店に来るらしく、店内の混雑とレジの行列が半端ないす。先刻見つけた川沿いのお店の方が、人知れずゆっくり買えると思うので、これから行く人にはオススメです。人混みに疲れてホテルに16時半チェックイン。部屋は屋根裏感満載でバスルームが広く、とても素敵。エアコンは無いけど。冷蔵庫も金庫も無い。暑くてもうダメだ。しかし窓を開けて暑さに耐えながら荷物整理。ウェルカムスイーツがチョココーティングマジパンだったので改めていただき（二度目はなんだか美味しく感じる）、会社の土産にいいじゃないかとノブを説得。ハンブルクで買った日本のガイドブックを読んだり、TVのブンデスリーガ中継ハイライトで盛り上がる。20時20分外出し、イタリアンカフェで夕食。カフェではドルトムントの試合を放映中で、時々遠くに香川君が映ってたりした。ノブがアイスコーヒーを頼んだら、半端ない大きさのアイスクリームを乗せたアイスコーヒーが来てたまげた。私が頼んだKrombacherビールは日本のビールみたいで苦い。食事中にノブが歯が痛いと言い出し、私はアラビアータが多くて残した。ノブは痛い歯で頑張ってカルボナーラを食べ切った。帰り道、24時間営業のスーパーReweに寄り、水を買った。遅くまで開いている店は少ないので、とっても混んでます。ホテルの部屋は４階でエレベーターが無い。２１時３０分シャワーをあびてTVドラマを観ていたら、突然花火。部屋の窓は横道に面していて、斜め向かいにイタリアンレストランがあり、夜通し何かの音楽らしい賑わいが聞こえる。道路の上をスーツケースを引くような音や、ドイツ語の会話も遅くまで聞こえる。２２時４０分就寝。
15Oct
- ハンブルク　3日目
  8月14日(金)8時起床。朝食のパンケーキとマッシュルーム煮が美味い。お腹の調子は今のところ悪くない。天気予報は午前と夕方に雨、あとは晴れ。予想最高気温30度。しかし空は明るい。10時外出。アルターエルプ公園のビスマルク像は確かにでかい！しかし眺望は全く望めません。「地球の歩き方」また間違ってるぞ～。そこからザンクト・パウリ駅を通り越して、ハンブルク歴史博物館、のある公園にたどりついた。入り口を入って池の周りを歩くが、なかなか博物館の入り口が見つかりません。花々が綺麗だし、公園には次から次へと人が入ってくるので、人気のスポットなんだろうな。とさんざん寄り道して、やっと入り口発見。博物館の中はまた見ごたえ十分で、写真撮影もフラッシュ無しならOKなのね。ここの展示のおかげで今はハンブルクという都市のスケールがよく分る。それまで「ドイツのみなとみらい」ぐらいに思ってたけど、みなとみらいなんてとんでもない、こちとらそんなちゃちな都市じゃありませんぜというハンブルクの気概を垣間見る展示なのでした。 12時に博物館を出て、ザンクト・パウリ駅→桟橋駅でS1に乗換、終点Wedelに向かう。ここには、外洋からハンブルクにやってくる船を船籍国歌で出迎えるウェルカムポイントがあるということで行ってみたんだが、遠かった。ハンブルクから30分。Sバーンで30分って、もう十分僻地です。ようやく着いた駅前は、ちょっとさびれた旧軽井沢銀座みたいな通り。川なんて見えません。ガイドブックの短い説明だけを頼りに、「いいのかな～ホントにこっちでいいんかいな～」と疑いながら延々と歩き、曲がり、歩き続けるとようやく水面のきらめきが。川に出たら左に曲がって歩いていると、工事中の駐車場、開けた芝生、カフェとレストランと立派な桟橋。ウェルカムポイントです。もうとっくに昼なので、カフェでビスマルクサンドとフィッシュアンドチップスを食べているとどこかの船がやってきて、音楽が鳴り始め、歓迎のスピーチが聞こえてきました。船がまた一台来て、一台去っていく。のんびり眺めながらビールを飲む。う～む、いいところじゃないか。14時半過ぎに店を出て、桟橋で写真を撮り、また延々歩いて駅へ戻った。この辺りは綺麗に整った集合住宅が多くて、でもそれらはどうやら老人ホームなんだね。川辺に立つ見晴らしの良い大きな集合住宅もそれっぽかった。高齢化ドイツの一端を覗き見てしまった感。静かでのどかな光景がなんだか切なくて複雑だ。15時42分のS1に乗る。すっかり歩き疲れてるので、アルトナに途中下車してウィンドウショッピングの計画はやめ、なじみの桟橋駅で下車。あまりに暑いのでアイスを買い食い。地下のエルベトンネルを歩いて向こう岸に渡る。トンネル内超涼し～。地上に出て対岸からホテル側を眺めて、浜風に吹かれ、またトンネルを歩いて帰って来て、土産屋で冷たいドリンクを買い、17時20分ホテルに戻る。そろそろ気づいたけど、ドイツって自販機とか売店で売られてるドリンクの種類がすごい限られてるんだ。さて冷房のないドイツのホテル、窓を目一杯開けてるけど部屋はあまり涼しくありません。テレビでクイズ番組をやっていたので、スマホ辞書を片手に、単語引きまくって二人で盛り上がった。19時夕食のため外出。いい加減ハンバーガー食べようよーと主張して、川辺のレストランでようやくハンバーガー注文！ホルステンピルスナー（ビール）は日本の麒麟ビールのような味がした。バーガーはワッパージュニアって感じ。でも量が多くてポテトを残した。胃の調子がｲﾏｲﾁなのか、前回ドイツに来た時より胃が小さくなってるのか。そしてノブは歯が痛いと言い出した。旅行前に治療してたのがぶり返したか。ホテルに戻り、受付で「洗濯物返して欲しいなあ」と言うと、今朝の9時に出されたものなら18時以降に部屋に戻ってますと機関銃のように言われた。18時過ぎに部屋に居たけど戻ってなかったんだけどな～と思いつつ、「あっそう」と答え、これでまだ返って来てなかったらまたドイツ語でクレームしなくちゃいかんのか～とうんざりしながら戻ったら、あった！今日は日中あまりに汗をかいてそのままベッドに倒れこむのもなんだったので、ざざざっと濡れタオルで体を拭く。ノブは酔いを醒ますためひと眠り。やっと風が吹いて気温も下がってきた。20時20分。明日からはもう少し涼しくなる模様。22時半突然花火が打ちあがる。ザンクト・パウリの方角に10分間ほどあがり続けて、唐突に終了。まもなく雨が降り出してきた。『ゴーストライダー』をドイツ語吹替え版で眺めつつ、23時すぎ就寝。
12Oct
- ハンブルク　2日目
  8月13日(木)時差ぼけのため、朝8時に自動起床。1階のカフェで朝食。部屋に戻ってからクリーニングを頼む電話をかけ、取りに来てもらえることになった。支度して10時に外出。涼しい～！予想最高気温は28度、でも日が照ると熱くて、風が吹くと涼しい（ちょっと寒いの一歩手前）。桟橋駅で「9時から一日券（グループ向け）」を購入し、まずは市の中心部へ。中心部というのはアルスター湖というでっかい湖のほとりのことで、折角なので遊覧船に乗ることにした。小さめの内アルスター湖から橋をくぐってどでかい外アルスター湖に入り、ぐるう～っと回って帰ってくるまで約1時間。川岸にホテルや別荘地があって、のどか～。風が気持ちい～。岸に着いて、次は市庁舎を目指し、お昼をどこで食べるか相談。今回の旅では行く先々で市庁舎レストランに入る、というのを目標の一つにしておりましたが、この時点ではまだお腹がすいてないため、Sバーンで一駅乗った旧ギルド福祉住宅を観光してから食べることにした。旧ギルド福祉住宅は昔の公務員宿舎跡を再利用して今は細かい店とか事務所が入ってるちっさな通りで、ここの角のお土産屋でハンブルクのカップとかナプキンを買い、食事場所を求めてうろうろとさまよい、福祉住宅跡の小路の中の小さいレストランに入ってハンブルクの名物料理Labskausという不思議な料理を食べた。（名物料理だというのは後でガイドブックを見て知った。）このあとBaumwoll駅まで歩き、Uバーンで中央南駅へ。水着を買いたいと思って毎度おなじみのデパートに入ったけど、いいのが無かった。このあたりは人が多い繁華街。通りのカフェで一休みしてから「まあやっぱりハンブルクですから世界遺産にも登録された倉庫街でしょうか」ということで、UバーンでBaumwoll駅に戻り、新設相成ったエルプフィルハーモニーの建物を横目で見つつ、倉庫街へ。でももう夕方だったのね。スパイスミュージアムは入ったと思ったら店のおじさんに「閉館で店じまいだよ」と言われて追い出された。所在無く表通りを歩いていたら、歴史ミュージアムの控えめな看板と、「今日だけは18時まで開館」の張り紙。なんてラッキーなんでしょう、もう17時半ですから。正直あまり期待してなかったんですが、ここは今日一番の収穫でした。とても面白く、倉庫街の歴史を体感することができます。ハンブルクへお越しの際は是非寄ってみてください。（ドイツ語ができなくても大丈夫。ドイツの博物館はどこも大抵英独併記です。）非常に満足してお土産にHamburugバッグを買い、帰りはザンクト・パウリ駅で降りてみた。こちらは悪名高いレーパーバーンの最寄りだけあって、いきなり派手派手な繁華街って感じ。ふらふらと迷いながらホテルに戻りました。（急な坂道はなくて、つまり荷物があるならこっちの方が歩きやすくはあるということですな）部屋に戻ったらなんとクリーニング袋がまだ残ってます！フロントに持っていったら、「自分でフロントまで持ってこなくちゃ」なーんてフロント係が言うので、「そんなことは言われてない！同僚を寄越すってちゃんと電話で言われたんだからね！」と怒って見せた。ホテルには3泊滞在なので、それから預けても返却期限は間に合う。ので、じゃあ今預かりますと若いお姉さんは言って、一応すみませんと謝ってくれました。19時過ぎ再び外出。駅でカリーブルストを立ち食いし、川辺を散歩して、駅舎真上の展望台にのぼり、エルベ川をぐーんと一望します。20時半に部屋に戻り、胃腸薬を服用。なお、ドイツ語向上の為、クリーニングの一件やホテルの場所が見つけにくかったことなどをアンケート用紙にクレームしておくことにしました。21時30分風呂、洗濯をして就寝。（おまけ）部屋の壁に…医者知らず。
10Oct
- 成田～ハンブルク　Hamburg
  2015年8月12日(水)8時37分、到着した成田空港が古い。と思ってしまったのは、ここ数年、おニューでピッカピカの羽田発着が続いたせいでせう。さて、駅に到着して早々に二人でトイレに時間を費やしてしまったが、そこはオンラインチェックイン様様、あっという間に手続き終了して出国ゲートへ。結構混んでます。やっと出国してから、あまりにスムーズなチェックインのため調子狂ってすっかり忘れていた両替のために窓口を探して歩き回り、ユーロをゲット。そして酔い止め薬服用のために冷水器を探したのですが、なんと成田第一ターミナルのロビーには冷水器がございませんでした！（仕方なくレモンティーで飲んだ）今回初めて利用するKLMオランダ航空KL0862便はボーディングが早まったけど離陸が遅れて結局20分遅れの10時40分テイクオフ。離陸後爆睡。12時半ごろ温かい食事。ミートボール洋食はおいしいけどチーズは日本製で美味しくない。その後は朝刊を読み、断続的に睡眠をとり、17時半ごろおやつにmeijiのスーパーカップミニです。『シンデレラ』（近年のディズニー映画の中で図抜けた駄作だこれは）を観て、20時20分ごろ夕食。ペンネとツナサラダとフルーツ。そしてほぼ定刻の15時にアムステルダム・チポリ国際空港に着陸。老舗の国際空港はとっても期待していたんだけど、現在工事中で、なんかちょっと残念。でもチョコレートの一大ウィンドウが、「らしい」ね。ハンブルク行きKL1783便はゲートを離れてから10分近くTAXINGし17時03分に離陸。そしてほぼ定刻にハンブルク空港に着陸いたしました。バゲッジドロップまで少し待たされたので、その間にトイレを済ませ、荷物を引き取って、いよいよドイツだ！（もう夕方ですが）駅の切符売り場で早速ドイツ人のホスピタリティを享受。自販機の前で「どの切符かな～」とうろうろしてる日本人に声をかけてくれる人がいて、ハンブルクの「9時から一日券（グループ向け）」を有難くタダで頂きました。前回に引き続き、到着初日の空港から市内への移動切符を買わずに済んでる我々です。ホテルはエルベ川に面した大きなコンペンション付き複合ホテルを予約しており、最寄り駅はザンクト・パウリと記されているが、地図によればどう見てもこっちの方が近いでしょうというランドゥングスブリュッケ駅（訳して桟橋駅だ）で降りた。ホテルはすぐ見つかった。川に面した高台にでかでかと看板。高台なのでまあ階段が急だこと。我が家の近所の参道顔負けの傾斜と段数です。ああだから最寄りと書いてないのかも。とぶつぶつ言いながらスーツケース抱えて登りました。その後もホテル棟を探してさ迷い歩き、やっと見つけてチェックイン。現地時間17時半です。夕食はまた川辺に出て、目の前の建物に入っているレストランで、肉ではなくフィッシュフライを注文。（ハンブルクでは、シーフードメインに食べようとこの時は思っておりました。）ハウスビールがめちゃくちゃ苦かった。食後、駅のキオスクで水を買って部屋に戻り、シャワー、洗濯、23時に就寝。
06Oct
- 柿
  最近帰りが異常～に遅い亭主はサラダ山盛りの夕食を用意しても食べてくれない。ので野菜嫌いの奴にも食べやすくかつバランスが取れるように少な目のメインディッシュに果物をつけていて、私の昼食の果物とかぶらないようにしているがたまには季節の果物を食わせてやりたいと思うものの今は柿が出始めで、でも奴は柿が嫌いだからそうとばれずに柿を食わせるレシピはないものかと思っていたらテレビ東京のオヤジ飯に柿をすりおろしてまぜてしまうサバ味噌煮が紹介されていたので早速今夜やってみようとレシピを素早く書き留めた私。さて、ようやくドイツの旅日記着手いたしました。近日公開予定。
27Sep
- 怠惰
  今日もノブがご出勤でもう～つまらん！結婚して一緒に住んでる意味がわからん！自分なんてどうでもいいと思われてる気がしてがっかり！ドイツから帰って来てひと月が経過したが、いまだに旅ブログを書く気が起きない！どうしたらいいのでしょう～か！
04Jul
- フェミニズムアート、かも知れない
  ACT ART COMアートフェアーで見つけた作家さんご紹介シリーズラストは菊地真悠子さんです。（この作家さんはコンタクトが取れなかったので、リンクをご紹介できないのが残念）私は実は、このような画風は個人的に趣味ではありません。にも関わらず、なんというか、良い作品だな、と感じました。タイトルの付け方にとても説得力があるように感じたせいかも知れません。テーマは女性性や母性そのものずばりであるように見えますが、それはステレオタイプではない、作家自身の感性を通した女性性なり母性なりの表現であるという印象を受けました。もしこの作家をご存知の方がいらしたりしたら、当ブログまで教えていただけたら嬉しいです。
26Jun
- ドレープの中に世界はある？
  ACT ART COMアートフェアーでボランティアをしながら見つけた作家さんご紹介シリーズ第二弾はYoshiko Fujitaさん。（残念ながら諸事情により写真を撮れなかったので、こちらでご勘弁）説明書きによれば、「DRAPE（ドレープ）＝カーテン（のひだ）」を使って人の内面を表現できるのではないかというコンセプトで制作されているとのこと。ぱっと観た時の印象は、そのしっかりした筆致と大胆なモチーフ使いから受けるインパクトが大。でも、インパクトに押されながらも眺めているうちに、「あ、」と思ってしまったんですよね。ドレープが、なんというか、何か（言いたいこと）を言ってる、のか？みたいな。と～っても面白い感覚。そしてもう一つ、少女のモチーフが中心にある印象があり、たとえばこの作家さんは、「女性と暴力」「女性への抑圧」といった割とヘビーなテーマに対し、どんなリアクションをされるかな～、と期待してしまった次第です。Fujitaさんのtwitterはこちら。

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