こんにちは。
佐藤克之です。
----------------------------------
■本日のテーマ
「会計の根本とは?」
-----------------------------------
木村氏は、
この点について、
著書(木村剛『会計戦略の発想法』P32(日本実業出版社 2003年))
の中で、
理論経済学者のJ.Rヒックスの
記述と合わせて、
下記のような面白い指摘をしています。
近代会計制度が確立する以前は、
経済学者は
「資本とは何か」
「資産とは何か」
「利益とは何か」
という
根本的な問題に
真摯に向き合っていたことが
推察される。
しかし、
皮肉なことに、
近代会計制度が確立し、
複式簿記が当たり前のものになって、
あたかも自動的に
「利益」や「資本」が
計算されるがごとき形式になってからは
「会計」という存在が
経済学者の気持ちから
急速に薄れていくことになりました。
あたかも自動的に
「利益」や「資本」が計算される、
この言葉はけっこう重いですね。
次回へつづく
実務簿記専門学校-士學舎-の
代表をしております、
佐藤克之(さとう かつゆき)です。