自慢と注意とロードバイクと | 自転車とらのほぼロードバイクブログ

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ロード大好きな元自転車屋です(*^◯^*)
最近はyoutubeで修理動画とかも始めました自転車で面白いと思ったこととか、簡単な自分でできる修理動画とかあればアップしていこうと思います

お久しぶりのブログ復活です!

いやぁ
暖かくなりましたね

と言っても自分は25℃でもダウン着てホットカーペット敷いてますが汗

さて、今日は久しぶりに


ロードシーズン突入!!

ということで、今年からロードバイクやクロスバイクを始めたい方向けのジオメトリー講座と
もう自転車買ってしまったけどサイズに失敗した方向けのおすすめチューン
そして「今年はちょっと本気でやりたい」というかたにおすすめのアップグレードを紹介します


そしてまずプチ自慢を聞いてください
自分の愛車はキャノンデールのR400という旧車で、アルミ初期の1990年代の自転車に乗っています
装備はオールアルテグラでステムはNITTO、
サドルはサンマルコ、ホイールはマヴィックのチューブラーとなかなか渋いです
しかし!

ここから重要です

自分がこの自転車を買ったときはネットオークションで購入し、またロードバイクの知識も一切なかったため
168cmの身長で185cm以上用の馬鹿でかいバイクを購入してしまいました

当然疲れるし力入らないしふらつくしで最悪でした


この自転車を買うときは「もうなんでもいいから安くて格好いいロードバイクが欲しい!」
と衝動的に買ってしまい、大失敗してしまいました

なので、自転車を買うときはどんなに欲しくてもまずはお店に相談するか、最低限の知識をつけておいたほうが失敗もなくて、かつ上質なライドライフを満喫できます

サドルは結構高くできますが
トップチューブは調整がほぼ不能です


前置きが長くなりました

まず、自転車のサイズの選び方を簡単に説明します

これは自転車店でもらえるカタログに「適応身長○○cm~○○cm」で選んでもあらかた間違いないですが、実際は人それぞれ足の長さも動の長さも違います
なので、どうしても気に入った自転車があって、そのなかから割と自分にも合う自転車を選びたい場合はもうどうしようもありませんが、

「本当に自分に合うサイズ」
を知っていたほうがより、自転車ではなく、自分の性能を引き出せることでしょう
ここで知っておいて欲しい言葉が

「ジオメトリー」

これは自転車の設計図であり、ここから自分にあった自転車かどうか
これはどんな性格の自転車か
いろんなことが数値に書いてあります

カタログでこんな図を見たことはありませんか?


$自転車とらのほぼロードバイクブログ~クロスとかmtbとか電動もあるある~-merida ride lite geometory

これがジオメトリーで、この中から自分のサイズ合わせに重要なものが
AH(ホリゾンタル値)の部分
意外とフレームサイズと書いている部分であったりCTの「高さ」は気にしなくて良いです
というのも、今はスローピングチューブという設計が多く、ハンドル部からサドル部にかけてフレームが低くなっているため、今の自転車で
「トップチューブ長はいいけど足が届かない」
なんてことはめったにありません

そこでこのトップチューブの数値の出し方ですが、まず椅子に座り、その座面から肩の骨の上までの高さを測ってください(A)

次に腕を伸ばし、肩から親指と人差し指の股までの距離を測ってください(B)

その二つを足して2で割ってください(単位はmmで出しましょう)


(A+B)÷2

これが基準となるコクピット長です

ここからステム分の長さを引くと、適正なトップチューブ長が出てきます

ちなみに、息を吐いた時に力を入れやすい方はこのままで、
息を止めたほうが力を入れやすい方はここからさらに30mm引いたほうが乗りやすいはずです


ステム長ですが、長いと直進性が上がりますが、長すぎると曲がれないので長くても120mm
短いとクイックに反応しますがあまりクイックだと地面のデコボコでハンドルを取られたりと結構疲れますので、短くても50mmくらいにしましょう

純正をそのまま使いたい場合、購入前にステム長も調べておくとベストです



実際は筋力やスキル、ハンドル落差などにより、もっと合うものが有るかとは思いますが、基本的にここからスタートして、乗りなれるともっと
大きくとか
ハンドルを低くとか
色々見えてくると思います
そこからは自分の好みで買い換えて大丈夫でしょう





次に自転車の性格です
基本的に
Dが短いと踏み込みに対し反応が良くなり、反面足への負担が大きくなります
Hが下がっているほど踏み込みが柔らかくなり、上がるほど踏み込みが強くなります
Q1が立つとハンドルがによく効き、寝ると直進性が良くなりブレーキも効きます
Q7が立つと踏み込みが強くなり短距離勝負向き、寝ると足が疲れにくいため長距離向きになります

初心者向けは全部楽な設計になっているため
「私は風になりたいからロードに乗るのだ!」という方は、
コラテックdoromitiや
ジャイアントTCRあたりが比較的手頃で本格的なレーサー気質なものになります



本当に千差万別で、やはり本当に合う一台を探す方はショップで話を聞いてみるのが一番でしょう
ちなみに片手(5諭吉)でお釣りがくるようなロードバイクは、基本的に重くて進みが悪くて曲がらなくて止まらなくて、下手するとまっすぐ進まないし
ちょっとスピードが出ると車体が暴れて制御不能になります

スポーツで乗る方はちゃんとしたものを買ったほうが安全かつ早く、そして楽しいライドライフを楽しめるでしょう



最後に、もう買っちゃったけど合わない方

サドルを調整しても高すぎる方はもう買い替えしかありませんが、逆に低すぎる方
シートピラーは長いものに変更できます
同様に、サドルをめいっぱい後ろに下げて、ステムを長く
そしてできるだけステムを低く、さらにリーチの長いハンドルバーに変更すればなんとか乗りこなせるでしょう

逆にやけにハンドルが遠く感じる方は、ステムをできるだけ短いものに変え、ハンドルリーチも抑え、最終奥義でシートポストをタイムトライアル用に変えてしまいましょう


しかし、あくまでも付け焼刃

本当に快適且つ性能をフル発揮するには自分にあったフレームを手に入れたほうが確実です