ロードバイクとかクロスバイクについている”700c”って何インチか知ってますか? | 自転車とらのほぼロードバイクブログ

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ロード大好きな元自転車屋です(*^◯^*)
最近はyoutubeで修理動画とかも始めました自転車で面白いと思ったこととか、簡単な自分でできる修理動画とかあればアップしていこうと思います

まず、なんで”26インチ”とか”700c”とか分かれてるんだろう。

それは、「イギリス」と「フランス」で独自の規格を持っていて、世界的に普及しているのが
イギリスの”インチ”
そしてスポーツに使われる700cや、650c、ランドナーの650bなんていうのは、フランスの規格である
”mm”(ミリメートル)

さらに厄介のことが、「何を基準にしているか。」

よく、一般的な自転車量販チェーン店で聞くと「外径」とか「内径」とか、「直径」とかぶれています
そして、「700cは何インチ?」と聞くと、口を揃えて「28インチ」といいます

自分も都内では有名な量販チェーンで働いていた頃はそれが正しいと思ってました


しかしです


700cと27インチ

並べてみると明らかに27インチの方が大きい。

もちろん調べました。

そもそも「インチ」表示のものは、呼び径で統一されているそうで、「だいたいこのくらい」という企画です
フランス企画は、想定した太さのタイヤを装着すると、「700mm」になるという、キッチリとした企画です

しかしながら、なんで27インチの方が大きい?

それは昔、大陸(ヨーロッパ)に日本対抗し、700cよりも大きなタイヤを開発されたのが27インチタイヤだと言う説があります
というのは確かな情報ではないですが…


イギリス企画の場合、「呼び径」であることが最大の秘密です
「だいたいそれくらい」という企画なので、27インチは27インチではないのです。
それに対し、フランス企画は、直径がきっちり700mmを目指しています。

1インチが約25mmだとすると、×28で700mm
しかも実際は、想定太さ40mmなのに対し、23mmやそれ以下の太さで使用する現在は、700mmに届いていない。

27インチはビード(タイヤの内側経)の直径だけで630mmもある。(700cは622mm)
そこに、1 3/8インチ(37mm)を、直径だから地面につく側と天側だから、タイヤサイズ×2がプラスされて「630+(37×2)=704mm」さらに接地面のゴムに厚みがあるため、実際には710mmくらいはあるという、まさに「呼び径マジック」だったりします

あと、良く「28インチのママチャリが欲しい」と言われますが、実は28インチのビード径は635mm。
タイヤがおなじふとさなら、直径は5mmしか大きくありません
だったら、27インチのタイヤを太さ 1 3/8から 1 1/2 に変えると1/8が3mmとしても、直径にするとどっちにもタイヤがあるから実際は6mmは大きくなり、28インチタイヤと同じくらいになっちゃいます

しかも空気が多く入るから柔らかくパンクしにくい!


変なところで言うと、「HE企画」「WO企画」で、同じ呼び径なのに全然大きさが違います

これを見てください$自転車とらのほぼロードバイクブログ~クロスとかmtbとか電動もあるある~

これ、同じ20インチです。

違いは、HE企画とWO企画。$自転車とらのほぼロードバイクブログ~クロスとかmtbとか電動もあるある~

多くは、HE(フックドエッヂ)と呼ばれるタイプは、マウンテンバイクなどの太いタイヤを想定していて、
WO(ワイヤードオン)と呼ばれるタイプは37mmくらいのやや細いタイヤの使用を想定しているため、タイヤの内径が大きく違います

そのため同じ太さのタイヤの場合、HEタイプは外径が異常に小さくなります。

これが「呼び径」の怖いところで、20インチに乗っているつもりが18インチくらいのタイヤだったりします


逆に700cに極太タイヤをつけると、外径がどでかくなり、近年注目されている29er(トゥーナイナー)となるわけです。
面白いことに、29erはマウンテンバイクなのに、ロードバイクのタイヤにも変えられます