ドイツ、ウクライナに待望の戦車レオパルド2納入を承認。 | 世界メディア・ニュースとモバイル・マネー

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VMTM(Virtual Matrix Time Machine)の制作を目的に、世界中のメディアから集めた情報から選んで紹介しています。

 

米国のCNNは2023年01月25日に、 スガム・ポカレル(Sugam Pokharel)による報告として、ドイツはウクライナにレオパード2戦車(Leopard 2 tanks)を送ることをオラフ・ショルツ首相(Chancellor Olaf ScholzChancellor Olaf Scholz)が2023年01月25日水曜日に確認した。これは、NATOの同盟国の一部からベルリンに対して数週間にわたってかけられていた強い圧力を受け、キエフ(Kyiv)に対する西側の支援の画期的な瞬間となった。

 

https://note.com/digicreatorito/n/nacef81ed51af

 

ドイツ政府のシュテフェン・ヘベストライト報道官(German government spokesperson Steffen Hebestreit)は、ショルツ首相が内閣に、ドイツはウクライナへの軍事支援をさらに強化するとの決定を伝えたと述べた。「連邦政府は、ウクライナ軍にレオパード2戦車を提供することを決定した。」「これは、ドイツの最も近いヨーロッパおよび国際的なパートナーとの間で行われた集中的な協議の結果である。この決定は、ウクライナを可能な限り支援するという我々のよく知られた路線に沿ったものです)。」と彼は述べた。

 

目標は、ウクライナのためにレオパード2戦車で2つの戦車大隊を組み立てることだと、政府の声明は述べている。第一段階として、ベルリンは連邦軍の在庫からレオパード2 A6戦車(Leopard 2 A6 tanks)14両の中隊を提供し、ウクライナの乗員の訓練はドイツで速やかに開始される予定である。訓練に加えて、このパッケージには兵站、弾薬、システムのメンテナンスも含まれる予定である。

 

辞意を表明したSPDのクリスティーネ・ランブレヒト国防相(SPD-Verteidigungsministerin Christine Lambrecht)の後任として2023年01月17日に、新国防相に指名されたばかりの北西部ニーダーザクセン州のボリス・ピストリウス(Boris Pistorius)は、レオパルド戦車は約3ヶ月でウクライナでの運用が可能になると述べた。ボリス・ピストリウスは水曜日に記者会見し、まず訓練が行われ、その後戦車が東に送られるだろうと述べた。

 

ベルリンの発表は、米国当局が2023年01月24日火曜日にバイデン政権が米国製戦車をウクライナに送る計画を最終化していることを明らかにした直後に行われた。ドイツは先週、米国がM1エイブラムス戦車(M1 Abrams tanks)の派遣に同意しない限り、レオパルド2戦車は送らないと米国に示していた。

 

 

イギリスのリシ・スナック首相(British Prime Minister Rishi Sunak)は、2023年01月25日水曜日の発表を受けて、ドイツの動きを「正しい決断(right decision)」と称えた。

 

しかし、それはスナック首相が、移動中の車でシートベルトをしていなかったことで、警察に訴えられた問題から、話題を変えようとした結果かもしれない。この移動中の車でシートベルトをしていなかった写真がSNSで公開され、世界中のメディアが飛びついて騒いでいる。

ウクライナにレオパード2戦車を送ることは、ロシアの春季攻勢に備え、キエフ軍に近代的で強力な軍用車両を提供することになる。また、ロシアの地上戦が1年に近づくにつれて、ウクライナ軍にハイテク戦闘システムを装備させるキャンペーンが高まっているクレムリンにとっても打撃となる。

 

ドイツは当初、戦車の一部をウクライナに送るようにという西側の圧力の高まりに抵抗していた。ボリス・ピストリウス新国防相は繰り返し時間をくれと言い、この動きはベルリンにとって賛否両論をもたらすと主張している。

 

 

イギリスは先週、キエフにイギリス陸軍のチャレンジャー2戦車(British Army Challenger 2 tanks)14両を送ることを約束し、ウクライナに主力戦車を提供する先例を作っていた。この合意は、米国とそのヨーロッパの同盟国にとって、それまでレッドラインと思われていたものを越えてしまった。