バーンスタインのコラム「コロナワクチン拒否、共和党に目立つ理由 | 世界メディア・ニュースとモバイル・マネー

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米国の新聞「ブルームバーグ(Bloomberg)」日本語版は2021年07月16日に、ブルームバーグ・オピニオンの政治・政策担当コラムニストで、テキサス大学サンアントニオ校とデポー大学で教えていた経歴があるジョナサン・バーンスタイン(Jonathan Bernstein)の英語版の「Why Republicans Are Turning Against Vaccines」の翻訳「コロナワクチン拒否、共和党に目立つ理由」を公開した。

 

 

ただし、文末には「このコラムの内容は必ずしも編集部やブルームバーグ・エル・ピー、オーナーらの意見を反映するものではありません(This column does not necessarily reflect the opinion of the editorial board or Bloomberg LP and its owners.)」とある。

 

https://time-az.com/main/detail/74809 

 

米国共和党議員の一部はなぜ、新型コロナウイルス・ワクチンに急に背を向けているのだろうか。

接種率が低ければ苦しむのは自身の選挙区の有権者なのだから、それは無意味に思える。実際、共和党地盤の州ではワクチン接種率が低く、新型コロナ感染が再拡大している。

 

こうした行動について一部の人は、民主党がホワイトハウスにいる間に国家を崩壊させようとする単純な試みだと考えている。

 

ジョナサン・バーンスタインはその考えには懐疑的だという。

 

 

政治家の倫理観を大いに信用しているからではない。そもそもワクチン反対派の人々はワクチン登場前から、そしてバイデン大統領就任の前から、公衆衛生上の安全対策に反対していた人々だからだという。

 

そこで、ジョナサン・バーンスタインは4つの答えを用意した。

1番目の答えはシンプルで、共和党寄りメディアには反ワクチン派の司会者が多く登場し、共和党議員はFOXニュースなど共和党寄りテレビやラジオの番組に出たがる。



 

2つ目の答えも単純で、バイデン大統領がワクチン接種は良いことだと言っているので、一部の共和党議員は反対のことを主張している。

 

3つ目の答えは、ジャーナリストのアダム・セルワー(Adam Serwer)著「The Cruelty Is the Point: The Past, Present, and Future of Trump's America(原題)」で書いていることを読めば分かる。

 

 

4つ目の答えは少し複雑で、それは共和党内の力学、つまり「真の保守派」ゲームと関係している。

 

要するに、共和党の非主流派は、主流派との差別化を図ろうとしている。

そのため、自分たちこそが真の主流派だと主張し、他はせいぜい名ばかりの共和党員、もしくはリベラル派だとのレッテルを貼ろうとしている。

 

こうした極端に機能不全に陥った党内力学が、共和党議員の間で反ワクチン発言を連発させている理由だと証明することはできない。

 

それが理由の全てでもないだろう。しかし、これは実際に起きていることと合致する。

 

ワクチンやマスク、その他の公衆衛生措置への反対姿勢とも整合性がある。

 

共和党地盤の各州で失業保険の上乗せ給付が打ち切られていることにも通じる。

 

こうした州の知事らは、打ち切りを求めた真の保守派に挑戦するのを恐れたのだ。

 

そして、ドナルド・トランプ(Donald John Trump)への崇拝ともつじつまが合っている。

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それに似たことは日本でも起こっている。

 

政治家の中には、打つ手を打たず。国民を殺し、国家を崩壊しようとしているとしか考えられない人もいる。

これが政党政治に、大きな矛盾を起こしているとも言える。

 

つまり、狂ったことを言って、味方を作る。

最新の宗教かもしれない。

 

ドナルド・トランプ

小池百合子

橋下徹

 

しかし、すぐ目が覚め、長続きはしない。