米国の新聞「ニューヨークポスト(New York Post)」は2021年04月26日に、COVID-19の治療薬としてファイザー(Pfizer)社が開発している錠剤は、試験が成功すれば今年の後半には完成する可能性があると言ったと報告した。
イギリスの新聞「テレグラフ(Telegraph)」は、抗ウイルス剤であるPF-07321332は、SARS-CoV-2ウイルスの「背骨(spine/脊椎)」を攻撃して、鼻、喉、肺での複製を防ぐように設計されている、と報じている。
https://time-az.com/main/detail/74289
ファイザー社の世界的な研究・開発・医療部門を率いるミカエル・ドルステン(Mikael Dolsten)は、「PF-07321332は、患者が入院したり、重体になったりすることなく、感染の最初の兆候で処方できる経口治療薬になる可能性があると考えています.」と述べている。
すでに米国とブリュッセル(Brussels)で18歳から60歳までのボランティアを対象とした試験が行われていると、同紙は報じている。
キングス・カレッジ・ロンドンの薬学客員教授であるペニー・ウォード博士(Dr. Penny Ward, a visiting professor in pharmaceutical medicine at King’s College London)は、「この段階まで進んでいれば、彼らは静かに楽観しているだろう」と「テレグラフ」に語っている。
「テレグラフ」が入手したドキュメントによると、製薬会社は、この試験の第1段階では、「重大な副作用、および服用後の気分」に加えて、薬がどのように耐えられるかを調べるように設計されているという。
第2段階では、複数回の服用に対する反応を調べ、第3段階では、服用中に食事をした場合の影響を調べると、同紙は報じている。
COVID-19に感染した人にこの薬がどのように作用するかを判断するには、さらに多くの試験が必要であると同紙は報じている。
試験の結果が有望であれば、この経口薬は今年後半には入手可能になるだろう、と同紙は報じている。
ファイザー社は、パートナーであるバイオンテック(BioNTech)社とともに、95%以上の有効性が確認されているCOVID-19ワクチンをすでに開発している。
オックスフォード大学が開発している鼻腔スプレー版コロナワクチンといい。
注射嫌いの怖がり屋にとって、朗報である。
神経のないところに注射はいいが、痛いところに注射は前時代的だと言ってきた。
2021-04-01---鼻腔スプレー版コロナワクチン、オックスフォード大が試験開始する。