マクロン大統領が率いるフランス与党、統一地方選で惨敗。 | 世界メディア・ニュースとモバイル・マネー

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ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2020年06月30日に、フランスで2020年06月28日に、統一地方選の決戦投票が行われ、フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領が率いる与党REM(La République En Marche!/共和国前進)はパリなどの主要都市で惨敗した。

 

パリ市長選は社会党(Parti socialiste)の現職アン・イダルゴ(Anne Hidalgo)が再選。

 

 

他の都市ではEELV(Europe Écologie - Les Verts/ヨーロッパエコロジー・緑の党)が票を伸ばした。一方、新型コロナウイルス感染への懸念から、投票率は41.6%と前回選挙時を大きく下回った。

 

https://time-az.com/main/detail/72296 

 

パリ市長選では、中道右派・共和党のネジャト・ダツィ(Nexhat Daci)候補が2位となった。REMのアニエス・ビュザン(Agnès Buzyn)前保健相は3位と、大きく水をあけられた。

EELVは今回、南東部リヨン(Lyon)、東部ストラスブール(Strasbourg)、南西部ボルドー(Bordeaux)、南部マルセイユ(Marseille)でREMや中道右派政党に勝利。南部ペルピニャン(Perpignan)ではルペン(Le Pen)党首率いる極右政党・国民連合(National Coalition)の候補が勝った。同党が人口10万人以上の都市で勝利するのは、1995年の南東部トゥーロン(Toulon)以来となる。

 

新政党のREMは、2017年の大統領選挙後の3年間に地域の支持基盤を築くことに失敗。

 

 

 

 

2020年03月15日の第1回投票では大多数の候補者が決選投票に進むことすらできなかった。

 

決選投票は当初、2020年03月22日を予定していたが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)に伴い延期されていた。

 

今回の選挙も、投票者はマスク着用が義務付けられたほか、ペンを持参する必要があった。投票所のスタッフは感染防止用フェースシールドを着用するなどして対応した。

これから、世界中で続く選挙が、新型コロナウイルスのパンデミックで、どのように影響するか興味深い。