アズダ買収案の破談など受け、セインズベリーCEOが退任。 | 世界メディア・ニュースとモバイル・マネー

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ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2020年01月23日に、イギリスでスーパー2位のセインズベリー(Sainsbury in UK)は2020年01月22日に、最高経営責任者(CEO)マイク・クープ(Michael Andrew Coupe)が2020年05月末で退任すると発表したと報告した。

 

 

https://time-az.com/main/detail/71014 

 

 

2019年04月に3位のアズダ(Asda, 3rd supermarket in the UK)との大型合併案件が破談となった際は、CEO留任への強い意思を示していたが、イギリスのスーパー業界の競争が激化する中で、退任は時間の問題とみられていた。

 

 

イギリスの新聞「ガーディアン(The Guardian)」は2019年04月02日に「Sainsbury’s falls behind Asda to become UK's third biggest supermarket chain」を公開し、セインズベリーはアズダに抜かれ、2位と3位が逆転していると報告している。

 

セインズベリーはマイク・クープCEOの指揮の下、米国のWalmart(ウォルマート)傘下のアズダの買収計画を進めてきた。だが、2019年04月にイギリスのCMA(Competition and Market Authority/競争・市場局)が却下したことを受けてこれを断念した。以来、辞任の可能性が浮上していたが、マイク・クープはこれを否定し、CEO職にとどまる意向を示していた。

 

 

後任には小売り・オペレーション部門を統括するサイモン・ロバーツ(Simon Roberts)が選ばれ、2020年06月01日付で就任する。