オランダ、国名の通称「Holland」の使用を廃止した。 | 世界メディア・ニュースとモバイル・マネー

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オランダ政府は2020年01月01日付で、国名の通称である「Holland(ホラント)」の使用を廃止したと報告した。

 

「Holland」の使用をやめ、英語では「the Netherlands(ザ・ネザーランズ)」となる公式名に切り替えるというこの決定は、国際社会でのオランダのイメージや観光客の流れを管理するために新たに始められた大規模なブランディング活動の一環だという。

 

 

オランダは今年、サッカーの欧州選手権(UEFA European Championship/European Football Championship/UEFA EuroCup)や歌謡祭のユーロビジョン(Eurovision)といった大きな国際イベントの開催地となるほか、東京オリンピク・パラリンピックへの参加も控えている。

 

今後は、「Holland」という名称は全ての宣伝媒体から削除され、企業や大使館、政府機関や大学は公式名称であるNetherlandsのみの使用を求められるようになる。

 

これまで、「Holland」と「Netherlands」はどちらもオランダを指す言葉として使われてきた。

 

しかし、「Holland」は同国に12ある州のうち、首都アムステルダムを含む北ホラント州とロッテルダムやライデン、ハーグを含む南ホラント州の2つを指す名前にすぎない。

 

 

19世紀には、これらの都市が同国の経済の原動力であったことから、この地域を指す名前が非公式の国名として使われるようになった。

 

https://time-az.com/main/detail/70923 

 

では、日本での呼称「オランダ」は間違いではないのか?

 

日本も、東京オリンピク・パラリンピックで、「オランダ」を取りやめ、正式に「ザ・ネザーランズ」というのだろうか?

 

(フォーブスジャパン編集部注:日本語での国名「オランダ」も、ポルトガル語でHollandを指すHolandaが語源となっている)

 

オランダ政府は、同国の国際的イメージを現代化し、自国を毎年訪れる大量の観光客をより環境に優しい形で管理する方法を模索している。

 

こんなことを書きながら、「オランダ政府」というのは違和感もあるが、許してほしい。

 

オランダ政府観光局は、開始したばかりの10カ年計画について説明した文書の中で「訪問客の流れを制御し、観光業がもたらす機会を活用するためには、今行動を起こさなければならない。」と表明した。「今は観光促進ではなく、観光管理の時代だ」と述べている。

 

そうだ!

インバウンドと言って、お祭り騒ぎしているのは、時代遅れである。

 

オランダの大都市では、ベネチアやバルセロナなど欧州の他の人気観光地と同様、「オーバーツーリズム」(観光客の過剰な増加)が深刻な問題となっている。特にアムステルダムはここ10年で非常に人気の旅先となり、住宅費や治安、生活の質、景観などに影響が出ている。

 

さらに、麻薬観光都市のイメージも定着し始めている。

そう言えば、浅草と六本木、渋谷なども、麻薬観光都市のイメージが、海外で定着し始めている。

 

オランダ政府観光局は2019年05月に、都市部や観光地の過密化を理由として観光地としての積極的な宣伝をやめると発表した。スペインやイタリア、日本の事務所は今春閉鎖し、今後は代わりにリピート客や出張者を多数出している国に焦点を当てる予定だという。

 

オランダへの年間観光客数は現在の約1900万人から、2030年には2900万人に増加する見通しで、ここ数年と同じ成長が続けば4200万人に達する可能性もある。これに対し、オランダの全人口は1700万人余りである。

 

それは、浅草と六本木も同じである。

 

オランダはまた、これまで使用されてきた観光促進用のロゴの刷新を発表。旧ロゴにあったHollandとオレンジ色のチューリップを排し、「NL」の文字にチューリップのデザインを融合させたものに変更したと伝えている。

 

 

 

ここでさらに、大きな疑問が出てくる。

では、もともとドイツ(Deutche)から生まれた「Dutch」は、どうなる。

 

実に複雑な国だ!

 

 

米国のように、勝手に人の名前まで、米語読みにする無頼は許されるのか?

 

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