欧州議会、新欧州委員を承認!イギリス不在のまま12月01日に正式発足! | 世界メディア・ニュースとモバイル・マネー

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ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2019年11月28日に、欧州議会(European Parliament/定数751)は2019年11月27日に、ウルズラ・フォン・デア・ライエン次期欧州委員長(Ursula von der Leyen Next European Commissioner)率いる欧州委員会の新体制の最終承認投票を行い、賛成461票、反対157票で承認した。当初予定より1カ月遅れた上、英国を除く状態ではあるが、初めて女性をトップを据えた新体制が12月01日に正式に発足する。フォン・デア・ライエンは5年の任期の間、イギリスの欧州連合(EU)離脱や米国との貿易摩擦などの課題に取り組むことになる。

 

 

https://time-az.com/main/detail/70549 

 

フォン・デア・ライエンは採決前の演説を英語、ドイツ語、フランス語で行い、「欧州に新たな始まりを与えるために支援してほしい」と呼び掛けた。

環境保護と気候変動対策については「浪費する時間はない」として多大な投資を行うことを公約。EUが将来的に結ぶいかなる貿易協定も、環境保護に関する項目が加わるとした。

 

デジタル化についても、デジタル経済革命で世界をけん引するほどの影響力があると強調した。

なお前任のユンケル欧州委員長体制は賛成423票、反対209票で承認されており、今回の賛成票はこれを上回っている。


新体制では新設の上級副委員長に、マルグレーテ・ベステアー(Margrethe Vestager/Vice-President: A Europe fit for the digital age/デンマーク、デジタル時代に適合した欧州総括)、フランス・ティメルマンス(Frans Timmermans/Vice-President: European Green Deal/オランダ、欧州グリーンディール総括)、バルディス・ドムブロフスキス(Valdis Dombrovskis/Vice-President: An Economy that works for people/ラトビア、人々のためになる経済総括)の3人を起用。加えて、ジョセップ・ボレル(Josep Borrell/スペイン、外交安全保障上級代表)ら5人を副委員長に指名している。また、欧州委員会における女性の数はフォン・デア・ライエンを含めて12人と、過去最多となっている。

 

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