イギリスの選挙戦、与野党が早くも火花 EU離脱巡る各々の主張展開。 | 世界メディア・ニュースとモバイル・マネー

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ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2019年11月06日に、2019年12月12日に行われる下院(定数650)選挙に向け、与野党がブレグジット(Brexit)方針を巡り早くも舌戦を繰り広げていると報告した。

 

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イギリス最大野党・労働党のジェレミー・コービン党首(Labour Party Jeremy Corbyn Party Leader)は2019年11月05日に、政権に就けば半年以内にEU(European Union/欧州連合)との離脱協定の再交渉を完了すると公約したものの、与党・保守党はこれを「夢物語だ」と強く批判した。

 

一方、自由民主党のジョー・スウィンソン党首(Liberal Democratic Party leader Jo Swinson)は、保守党も労働党もEU離脱を目指す点で同じとし、自分が首相になればブレグジットの撤回により浮いた資金を各種政策に充てると明言した。

 

まさに三つ巴!

結果がどうあれ、素晴らしく安定した形である。

 

コービン党首は、ジョンソン首相がEUと合意した離脱協定案の再交渉を行い、半年以内により優れた合意を取り付けると約束。その上で、2020年夏に2度目の国民投票を実施し、この合意に基づくEU離脱か残留かの二つの選択肢を国民に示す方針を示した。

 

スケジュール的にこれは「実行可能」としている。

 

国民投票でどちらを支持するかは、明らかにしていない。

 

また、イギリスの新聞「インディペンデント(The Independent)」は20160年6月26日に、それはすでに320万人を超える人々が、Brexitを批准するのを断るためにMPが議会を要求した後に2番目のEU国民投票を要求している請願にサインしたと報告した。

 

しかし、前回の投票でも48.1%対51.9%の僅差であり。このような投票が有効であれば、反対に投票した人の数になることも可能であり、さらにその逆も可能であり、国民投票の方法が問題ということになる。

 

保守党はかねて、ジョンソン首相の離脱協定案に基づきブレグジットを実現させ、2020年12月末までの移行期間中にEUとの将来的な貿易協定も締結するとしている。

 

これに対しては、移行期間終了後に合意のないままEUを離脱する危険性があると指摘されているが、イギリスの内閣で合意なき離脱の準備を担うマイケル・ゴーブ(Michael Gove)はこの日、「保守党が過半数議席で政権に就けば、移行期間の延長は絶対に行わない」と明言し、移行期間中の貿易協定締結に自信を示した。

 

しかし、これまでにできなかった。できていたら、ここまでこじれなかった。

一方、自由民主党のジョー・スウィンソン党首はこの日の決起集会で、ブレグジットを取りやめれば向こう5年で£500億のコストが浮くとし、この「残留ボーナス」を公共サービスや格差解消に振り向ける方針を示した。

 

「今回の総選挙は、新しい政府が出現する大変革の瞬間」と強調している。

 

ただ、現在わずか20議席の同党にとっては、公約実現よりむしろ、残留派の支持により二大政党の票にどこまで食い込めるかが焦点とみられている。

 

ただし、全員が、できなかったことを主張しているように感じる。

 

2017年の選挙から、どう議席が動くのか?

その議席の変化は、Brexitの結果である。

 

 

 

2019-10-29---イギリス下院、2019年12月12日総選挙を可決。

2019-10-29---イギリスの与野党、早期選挙で思惑一致。

2019-10-28---EU離脱、2020年01月31日まで延長。イギリス下院は早期総選挙案を否決。

2016-07-04---Brexitの指導者UKIPリーダーのナイジェル・ファラージは辞任。

2016-06-26---2番目のEU国民投票請願は、320万を通過。