アジア経済ニュースNNA ASIAは2019年07月25日に、日本の農業機械大手ヤンマーグループのヤンマーアグリ(Yanmar Agri)と、タイ現地法人ヤンマーS.P.(Yanmar S.P.)は2019年07月24日に、タイ東部チョンブリ県シラチャー(Sriracha district. Chonburi province)で、トラクターの無人運転のデモンストレーションを2019年07月23日に実施したと発表した。
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日タイ両政府間の合意に基づきJICA(Japan International Cooperation Agency/国際協力機構)などがタイで進める社会実験の一環で、農業人口の減少が見込まれる同国で農業の省人化と生産性の向上を目指す取り組みである。
使用したのは、ヤンマーが2018年10月に日本で発売したロボットトラクター「YT5113」。
直進のほか、旋回時のハンドル操作や作業機の昇降などを自動操作する機能を備えている。
操作の指示は10.1インチのタブレット端末で行い、農地での作業領域や経路、運転中の走行軌跡などが手元で確認できる仕組みだという。
今回のデモは、タイのGISTDA(Geographic Information and Space Technology Development Organization/地理情報・宇宙技術開発機構)の宇宙施設「スペースクリノベーションパーク(Space Krenovation Park)から送られる高精度測位データを初めて農業分野に活用する実験だという。
高速を競わないトラクターは、無人運転に向いている。
また、暑い地域の炎天下の作業は、体力的に厳しいので、実用化されれば、効率的にも素晴らしい。