アジア経済ニュースNNA ASIA、Forbes JAPANは2018年08月30日に、毎年ベルリンで開かれる家電見本市「IFA」の開催が2018年08月31日に迫るなか、関係者の間では8Kテレビに対する関心が高まっている。
この分野でパイオニアとなるのは韓国のサムスンだとみられていたが、競合のLG電子がその先をいくこととなったと報告した。
LG電子は2018年08月29日に、世界初の8Kテレビを開発したと発表した。
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しかも、この8KテレビはLCD(液晶)ではなくOLED(有機EL)ディスプレイを搭載している。
8Kテレビは4Kに比べて4倍の解像度を持ち、画素数は約3300万ピクセルに達する。
現状では8K向けコンテンツは不足しているが、2022年までに500万台以上の8Kテレビが販売されると見込まれる。
LG電子はIFAの会場で88インチの8Kテレビを公開する。
OLEDは個々のピクセルが発光し、映像に合った自然な画質を表現できる。OLEDがその特性を強く発揮できるのは、巨大なディスプレイにおいてだが、88インチというサイズは一般家庭で使用するには大きすぎないかという疑問も浮かんでいるという。
LG電子で家電を扱うHE事業部の権峰奭(クォン・ボンソク)社長は「自発光の有機ELテレビで8Kテレビ市場でもリーダーシップを発揮したい」とコメントした。
ここで気になるのは、LG電子がどの程度の価格で8Kテレビ市場に乗り込むかということになる。
LG電子はまだ、価格を明らかにしていないが「ウルトラプレミアム」と呼ぶからには、決して安くはないはずである。
LG電子は2017年に、77インチのOLEDテレビを発売したが、その価格は1万5000ドル(約170万円)だった。今回の8Kテレビがこれを大きく上回る価格になると想像している。
昔のハイビジョンTVも高すぎて、結局普及しなかった。
私のように、テレビを捨てたものにとっては、あまり関心がない。