アジア経済ニュースNNA ASIAは2018年06月26日に、商船三井は2018年06月25日に、香港で計画されている洋上LNG(Liquefied Natural Gas/液化天然ガス)受け入れ基地向けに、FSRU(Floating Storage And Regasification Unit/浮体式LNG貯蔵再ガス化設備)の長期用船契約で基本合意したと発表したと報告した。
商船三井は2017年に完成した世界最大のFSRU1隻「MOL FSRU Challenger」を投入する。
https://time-az.com/main/detail/64911
【本船概要】
全長：345.00m
全幅：55.00m
LNG貯蔵能力：263,000立方m
LNG受け入れ基地は2020年末の供用開始を予定している。
商船三井は2017〜2020年の契約で、トルコの国営石油ガス・パイプライン輸送公社ボタス(BOTAS)向けにFSRUを使用しているが、契約が終わり次第、香港でのプロジェクト向けに新たに整備して同船を投入する。担当者によると、香港での契約期間は10年以上を予定しているという。
FSRUは、洋上でLNGを再気化し、陸上パイプラインへ高圧ガスを送出することができる。
ランタオ島(大嶼島/Lantau Island)の南方に位置する索罟群島(Soko Islands)沖で建設予定の施設は、新界・屯門のブラックポイント発電所など向けにLNGを供給する予定になっている。現地紙によると、中華電力有限公司(CLP Power Hong Kong/CLPパワー・ホンコン)と香港電灯(Hongkong Electric/香港電燈/ホンコン・エレクトリック)の香港電力2社が建設する。
日本と張り合うことを使命にしている中国も、これには手が出せなかった！
索罟群島(Soko Islands)の緯度、経度
22°11'02.9"N 113°54'35.2"E
または、
22.184150, 113.909781