東海光学、タイのTOGと眼鏡レンズ生産。 | 世界メディア・ニュースとモバイル・マネー

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アジア経済ニュースNNA ASIAは2018年06月21日に、愛知県岡崎市にある眼鏡レンズメーカーの東海光学は2018年06月20日に、タイの同業TOG(Thai Optical Group/タイ・オプティカル・グループ)と協業し、東海ブランドの眼鏡レンズをタイで生産すると発表したと報告した。

 

アジアに生産拠点を置くのは、タイが初めて。人口減少などの影響で日本市場の頭打ちが予想される中、海外市場の販売を強化していく方針だという。

 

https://time-az.com/main/detail/64830 

 

東海光学はTOGがバンコク北郊ノンタブリ(Nonthaburi/จังหวัดนนทบุรี)県で運営する工場で、タイ市場向けの遠近両用レンズを生産する。

 

当初は月500ペアを製造し、順次拡大する見通し。古澤宏和社長はNNAの取材に対し、「TOGとは長年にわたり協業関係にある。良いパートナーがいることがタイでの生産の決め手になった。」と説明した。東海光学からは出張ベースでTOGに人員を派遣し、日本品質のレンズ製造の技術を供与していく。

 

東海光学は10年前からタイ市場にレンズを輸出。過去5年間のタイ事業の売上高は年4割増加しており、年間の輸出額は1億円規模。現地生産の開始により、タイで年1〜2割の売り上げ増を狙う方針だという。

 

眼鏡レンズなどを販売するナムシンタイのヨサナン社長によると、タイの光学レンズ市場は、30億バーツ(約100億円)以上。社会の高齢化により遠近両用レンズの需要が伸びており、年平均3〜5%の成長を遂げているという。同社は7月から東海光学がタイで生産する眼鏡用レンズを販売していく。