アジア経済ニュースNNA ASIAは2018年05月23日に、医療サービスを提供する東京都千代田区のるウィンメディックス(Win-Medics)は2018年05月21日に、ホーチミン(Pho Ho Chi Minhz)市の日系診療所に遠隔診療システムを導入したと発表した。サービス開始は6月初旬の予定。日本企業による同システムの導入はベトナム初となり、同国在住者でもオンラインで日本の医師の診断が受けられるようになる。
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遠隔診療システム「ヘイ・ドクター(Hey Doctor)」を導入したのは、香川県で高松市で外科・内科・在宅クリニックなどの医療サービスを提供する西高松グループ(Nishitakamatsu Group)が、ホーチミン市7区で運営するミザヤ・クリニック(MIZAYA CLINIC)。
タブレット端末iPad(アイパッド)を使い、現地の病院で診療された診断結果のデータを、オンライン上でつながっている日本の医師が確認。iPadで入力された情報とコールセンターによってデータを解析し、診断する。
日本の医師が薬剤を処方した場合は、約3日でホーチミン市の診療所に処方箋医薬品が届くという。
ウィンメディックスは、ベトナムを皮切りに、タイとフィリピンでも月内に遠隔診療サービスの提供を開始する予定。2019年までには、カンボジアをはじめとする40カ国・地域に市場を拡大させる計画で、同年3月末までに海外の病院500カ所に導入し、売上高30億円を目指す。
東南アジアで、日本の医療技術は好評である。
「雪が見たい。」
タイ北部チェンマイに暮らし、日系企業の関連会社で働く28歳のワンウィサ・ジャイジュンは、2017年01月、友人3人と日本にやって来て、新潟県のスキー場や富士山を訪れた。帰国予定だった2017年01月20日、東京・御徒町のホテルから上野駅に歩いていた時、倒れた。
たまたま通りかかった埼玉県川口市消防局の47歳の消防士山本大介は、「意識はなく、口だけが動いていた。」という。
ワンウィサ・ジャイジュンの友人にその場で人工呼吸を手伝ってもらい、心臓マッサージを施した。その後ワンウィサ・ジャイジュンは救急車で文京区の東京医科歯科大学付属病院に運ばれた。
担当した48歳の心臓血管外科の大井啓司医師は、「血管が詰まり、心臓の筋肉が死にかけている非常に危険な状態だった」「全身の臓器に十分な血液を送れない『虚血性心不全』と、不整脈が続く『心室頻拍』を併発していた。」と、話す。
大井医師らは人工心肺装置で生命維持をしながら、冠動脈のバイパス手術など、約10日間で5回にわたる手術や治療を施した。
その結果、ワンウィサ・ジャイジュンは2017年02月中旬、意識を取り戻し、快復に向かった。
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