日本経済新聞 電子版は2017年10月08日に、みずほ、三井住友、三菱UFJの3メガ銀行は、携帯電話番号を使った個人間送金を目指して実証実験を始めると報告した。
http://time-az.com/main/detail/61713
仮想通貨の技術を使う新しいシステム上に実際の預金口座に基づいた仮想口座をつくり、携帯番号やメールアドレスでお金をやり取りできるようにする。
実現すれば今より大幅に低い手数料で24時間、即時送金できる。
銀行の割高な手数料には利用者の批判も強く、出遅れている格安のネット金融サービスで協力する。
富士通が仮想通貨Bitcoinなどを支えるブロックチェーン(分散型台帳)技術を使って新しい個人間送金のシステムをつくり、2018年01月から実証実験に入る。
3メガ銀行の既存のシステムは富士通や日立製作所、NEC、IBMなどがそれぞれ手がけており、調整が円滑に進むかどうかが焦点になる。
携帯電話のSMSを使ったお金の送金は、最初にケニアのM-Pesaが10年前の2007年に開発したシステムで、そろそろ新しいシステムの必要性が求められている。
とくに、個人のメール・アドレスやSMSへの大量のスパムによるDDoS攻撃で、使用不可能になる危険性を含んでいる。
現に私は、DDoS攻撃で、メール・アドレスを閉鎖したことがあり、その経験者は結構多い。