モンゴルの牧畜犬モンゴリアン・バンホールを救え! | 世界メディア・ニュースとモバイル・マネー

世界メディア・ニュースとモバイル・マネー

VMTM(Virtual Matrix Time Machine)の制作を目的に、世界中のメディアから集めた情報から選んで紹介しています。

AFPは2017年09月01日に、デルジェリーン・ツェレンカンド(Delgeriin Tserenkhand)は数年前、モンゴルでライオンのようなたてがみとドレッドヘアのような巻き毛の1頭の野良犬を拾った。

 

http://time-az.com/main/detail/61232

 

この大型犬は、モンゴルの首都ウランバートル(Ulan Bator)をうろついている薄汚い他の雑種犬と変わりはないように見えた。

 

その時のデルジェリーン・ツェレンカンドはまだ10代で、路上から救い出してペットにした犬が世界最古の品種に属する犬だったとは知らなかった。

 

ほぼ全身が黒い毛に覆われた家畜の「番犬」、 モンゴリアン・バンホール(Mongolian Bankhar/Tibetan Mastiff/Монгол банхарын/Мэдээ мэдээлэл - Түвд мастиф)が現在何頭残っているのか、信頼できる数字はない。遊牧民らによれば、何世代も前のモンゴルにはすべての犬がモンゴリアン・バンホールだった時代があったという。

 

デルジェリーン・ツェレンカンドによると、モンゴル人たちはモンゴリアン・バンホールは他の動物とは違って人間と同じ「精神」を共有していて、他の動物とは違うと信じている。

モンゴリアン・バンホールが死ぬと神々に近づけるように山の頂上に埋葬される。

 

モンゴリアン・バンホールの役割は、精神的なものに限られない。

遊牧民の生活にモンゴリアン・バンホールを復活させるための米国・モンゴルの共同事業「モンゴリアン・バンホール・ドッグ・プロジェクト(Mongolian Bankhar Dog Project)」は、モンゴリアン・バンホールの存在によってオオカミなどの捕食動物による家畜の損害が大幅に減少することを突き止めた。

 

遊牧民の家族が移動した先で新たにテント張り家畜を放牧すると、モンゴリアン・バンホールはその縄張りにマーキングをして周辺の捕食動物に自らのテリトリーの存在を知らせる。

 

デルジェリーン・ツェレンカンドは、モンゴリアン・バンホールが高い知能を持つことを知ってほしくて、よく地方からモンゴリアン・バンホールを連れてウランバートルにやってきた友人の話をする。その友人がウランバートルに到着してまもなくモンゴリアン・バンホールは逃げてしまった。だが1か月後、その犬はウランバートルから1000km以上も離れた地方の友人の家に戻ってきたのだという。

 

帰巣能力が凄そうだ!

 

そういえばチベット犬は、主人への服従能力が、飛び抜けていた。

 

近くに、モンゴルの家庭料理を食わせる店があり、食べに行ったが、すごく大雑把であった。

 

2010-08-06---チベット犬が大流行!