AFPは2017年05月03日に、オンライン百科事典「Wikipedia(ウィキペディア)」に対抗しうる「文化の万里の長城」を構築すべく、中国で独自のネット向け百科事典の制作が計画されていると報告した。
http://time-az.com/main/detail/59650
外国の影響を受けて間違いを植えつけられると政府が懸念するインターネット利用者らに情報源として活用してもらうことが狙いという。
しかし、オンライン百科事典「Wikipedia」自体に陰りが出ていることを知らないのだろうか?
1993年に出版された書籍版を基に制作される今回のオンライン百科事典は、インターネット上での公開後、書籍としても出版される予定にしている。
「Wikipedia」は、ボランティアが執筆し、常に編集されることで、著作権問題に発展したが、専門家のみが執筆するので、書籍としても出版は可能だが、「ブリタニカ百科事典」がなぜ「Wikipedia」に負けたのか?
結局、共産主義の発想から出られないのかもしれない。
中国の記事を読むと、《中国大百科全书》第三版ということで、すでの版を重ねている。
さらに調べると、中国大百科全书 (74卷)とある。
「Wikipedia」が出る前から、Jiten.comでオンライン事典を制作し、「Wikipedia」が出る前にオンライン事典を作っていいかと聞かれ、当然了解し、百科事典プロジェクトNupedia.comが始まって、「Wikipedia」が急成長し、そしてボランティアが逃げ出し、壊れ始めるのも確認した私としては、よほど若い人の発想で実行しないと。小学館や平凡社の大百科事典に勝てないと思う。