ベネズエラ総選挙、野党勝利! | 世界メディア・ニュースとモバイル・マネー

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朝日新聞デジタルは2015年12月08日に、南米ベネズエラで任期満了に伴い、2015年12月06日に行われた総選挙(1院制、定数167)で、左派の扇動者だった故ウゴ・チャベス大統領(President Hugo Chavezの後継者ニコラス・マドゥーロ大統領(The Venezuelan President, Nicolas Maduro)の与党・PSUV(United Socialist Party of Venezuela/ベネズエラ統一社会党)が大敗を喫したと報告した。

http://time-az.com/main/detail/53443

これは、アルゼンチン大統領選挙での左派の敗北に続き、中南米左派の退潮傾向は、いっそう明確になった。

事前の世論調査で、左翼大統領マドゥラに反対する野党連合であるMUD(Mesa de la Unidad Democrática/民主統一会議)の支持率が与党PSUVを20ポイントもリードしていたことから、予想どおりの結果であったが、MUDは地滑り的な圧勝となった。
選管発表によると、2015年12月07日未明時点で野党連合MUDは、これまでの倍近い99議席を獲得し、過半数を占めた。与党PSUVは、46議席と野党の半数以下だった。まだ22議席が未確定なので、MUDはさらに議席を伸ばし、100議席を超える見込みである。投票率は74.25%だった。

これは、キューバと盟友関係だった極左のチャベスが、大統領に初当選した1998年以降、国政選挙の野党勝利は初めての快挙になり、首都カラカス市内では、狂喜した野党支持者が街に繰り出し、花火が鳴り響いた。