ナバホの最後のコードトーカーが死去した。 | 世界メディア・ニュースとモバイル・マネー

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AFPは2014年06月05日に、第2次世界大戦(World War II)中に日本をはじめとする「枢軸国(Axis Powers)」が1度として読み解けなかった暗号「Navajo code」の作成に協力したアメリカ先住民ナバホ(Navajo)の最初の29人のうち、唯一生存していたチェスター・ネズ(Chester Nez)が2014年06月04日に、93歳で眠ったまま死去したと報告した。

http://time-az.com/main/detail/45837

米国内のナバホ居住地区では2014年06月8日まで半旗が掲揚される。
ナバホ・ネーション(Navajo Nation)大統領のベン・シェリー(Ben Shelly)は声明で「第2次大戦中に最初のコードトーカー(Code Talker/暗号話者)となった29人のナバホが志願した時、われわれの言葉が持つ力は世界に共有された。」と表明した。

ナバホ語は文字のない複雑な音声言語で、米海兵隊は1942年5月に、戦場での連絡に使う暗号をナバホ語に基づいて作成するため、チェスター・ネズら29人を採用した。

第2次世界大戦には計400人のナバホがコードトーカーとして従軍した。
その他にもチョクトー(Choctaw)、コマンチ(Comanche)、セミノール(Seminole)などの先住民が日本やドイツとの戦争に参加し、自分たちの言葉を駆使して暗号通信に携わった。