扶養控除は世帯で一番稼いでいる『税率の高い人』につけるのが正解だと思っていませんか?

実はそうとも限りません。


【扶養控除、誰につけるのがお得??】


この話、夫婦(夫婦+子)だけの世帯であれば

収入の多い方、すなわち税率の高い方で問題ありません。


しかし、2世帯で息子も父親も稼いでいる場合は一概にそうとも言えないのです。


例えば

父の税率→20%

息子の税率→23% の場合


本来であれば税率の高い息子の方に、扶養関係を

集中させた方がお得そうな気がしますよね?


しかし、税率の低い父の方に扶養をつけたほうが

得になる場合があるんです!!


息子の妻を『21歳無職』としてシミュレーション

してみると


・息子の扶養に入れた場合。

配偶者控除によって、「38万円」の所得控除。

38万円×税率23%=『8万7,400円』が減税対象になります。


・父の扶養に入れた場合。

特定扶養控除になって、「63万円」の所得控除。

63万円×税率20%=『12万6,000円』が減税対象になります。


扶養対象者によって所得控除額が変わる場合があるので、家族が多い場合はシミュレーションするのが得策です!


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笹圭吾【じてこ先生SASA】

元国税調査官・税理士/作家/(一社)次世代税理士研究会理事長

* 2022年 日本ビジネス書新人賞グランプリ受賞「あの〜〜〜、1円でも多くお金を残すにはどうしたらいいですか?」販売中


*SNS総フォロワー数25万人超


*メディア出演等依頼はDM下さい