こちら報道によると、
24時間テレビ、日本海テレビのお偉いさんが、売上約1118万2575円をポケットに入れてパクってた…
みたいな感じなんですが、この中にチャリティーで集めた皆さんの善意も混ざっていたから、愛は地球を救うどころか、どこ救ってんねん!みたいな話になってる。
事件の発覚が、「税務調査が来る」といって、事前通知が日本海テレビに入ったから、バレる事を懸念して、吐露(とろ)ってしまった…みたいな感じです。
この事件の問題って、局長が刑事事件として、業務上の横領の罪で実刑になる可能性はあるが、それとは別に、税務上の問題で悪いのは局長だったとしても、売上を漏らしていたのは「会社」という事になるので、会社が追徴税額を払うみたいな感じで、ペナルティが課される可能性が高い。
これって実は、税務調査の現場でよくあって、「この契約書通してください。接待しますので」みたいな感じ。
これが行き過ぎると、「もう契約は通すから、飲み会はもういいから、オレの個人口座に振り込んどいてよ」みたいな感じなったりする可能性がある。
じゃあ次に、会社がどんな罰則を与えられて、いくらぐらい払わないといけないのか?という話ですが、まず今回のケースだったら、払わないといけない税額が335万円
これに重加算税、延滞税が発生して約
450万ぐらいなるかなという感じです。
「重加算税」という重い法の税率が課せられる場合で話しているが、重い法の重加算税を課税するにも、「仮装隠蔽の事実」というのが必要になってきます。
これが焦点になって、今後は国税局とテレビ局とで話していく感じになると思います。
こういうところの交渉が、国税OBが強いのでワンポイントでアドバイスもらうとかもいいかもしれないです。
笹圭吾【じてこ先生SASA】
*元国税税理士・作家・経営者
* 2022年 日本ビジネス書新人賞グランプリ受賞「あの〜〜〜、1円でも多くお金を残すにはどうしたらいいですか?」販売中
*SNS総フォロワー数25万人超
*メディア出演等依頼はDM下さい