肛門周囲膿瘍を引き起こす人 | 痔の症状と原因・対処法・治療法

痔の症状と原因・対処法・治療法

私と同じように痔で悩んでる方とともに一日も早く痔から開放されるように原因を追究し症状に合わせた治療、対処をしていきましょう。痔に関することを書いていきます。

肛門周囲膿瘍を引き起こす人の年齢は20代~50歳代の人に多く、性別では男性が9割を占める病気です。また、肛門周囲膿瘍を引き起こした人の8割から9割の人が痔ろうを発症すると言われており、痔ろうになると手術が必要になるので早期発見、早期治療が求められます。

肛門周囲膿瘍の治療法は白血病を患っている人を除いては、切開して膿を出すドレナージ術を行います。切開した部分が小さいと膿の排出が十分に出来ないので、ドレーン(管)を挿入して持続的に膿を排出します。膿が排出されると痛みは軽減され回復していきます。

しかし、肛門周囲膿瘍の治療をしてから数ヶ月から1年後に再び膿が出てくる場合があります。以前に切開した場所から膿が排出され、膿管と呼ばれる膿のトンネルが形成されており、痔ろうになってしまっているので、手術を行う必要があります。

痔ろうは放置しておくと膿のトンネルが蜂の巣状に張り巡らされ、重症化してしまうので、痔ろうと診断された時点で手術を受けるようにして下さい。

排便のときに肛門が痛い、腫れている、熱を持っているなどの症状が伴うときは、肛門周囲膿瘍を引き起こしている可能性が高いのですぐに専門医に診断してもらいましょう。