今回からは痔の治療について見て行きたいと思います。
まずは治療薬について見ていきましょう。
痔になってしまった場合には、基本的に生活習慣や食生活を改善することと同時に、治療薬で症状を軽減する治療法が行われます。では治療薬にはどのような種類があって、どのような効能があるのでしょうか。
痔は生活習慣病ですので、生活習慣を見直したり、食生活を改善していく治療を行い、それらに合わせて「治療薬」を使用して症状を軽減させていくことが基本となります。
しかし痔の治療薬はあくまでも痛みを和らげたり、炎症を抑えたり、便を柔らかくするなど、「症状を軽減することが目的」ですので、治療薬だけで痔が完治することはなく、生活習慣を見直し、痔の原因を取り除くことが大切になってきます。
痔の治療薬には、
・坐薬
・塗り薬
・内服薬(飲み薬)
の3つがあり、痔の種類や症状に合わせて使い分けます。
いずれにしても、市販の薬を自己判断で長期間使用することは望ましくありません。
市販の薬があなたにとって適切な薬とは限りませんし、市販の薬を長期間使用しても症状が改善されない、または再発を繰り返す場合は他の病気の可能性も否定できませんので、できるだけ医師や薬剤師に処方してもらった薬を使用するようにしましょう。
次回は塗り薬について詳しく見ていきましょう。