痔と間違いやすい病気・肛門がん | 痔の症状と原因・対処法・治療法

痔の症状と原因・対処法・治療法

私と同じように痔で悩んでる方とともに一日も早く痔から開放されるように原因を追究し症状に合わせた治療、対処をしていきましょう。痔に関することを書いていきます。

肛門がんは、直腸と肛門の境目である「歯状線」よりやや下の肛門側にできる「ガン(悪性腫瘍)」のことで、排便時の痛みや出血を伴うことがあるので、いぼ痔や肛門ポリープと間違われやすい病気の一つです。


肛門のガンは、「肛門の内部(肛門管内)ガン」と、「肛門皮膚ガン」に分けられ、前者が「肛門管がん」で、後者がこの「肛門がん」です。

肛門がんの原因


・痔ろう


・尖圭コンジローム


肛門ガンはイボ痔と間違われやすい病気ですが、もっとも大きな原因は痔ろうの治療が遅れたり、長期間放置したことだとされています。


肛門がんの症状


・排便時の痛み


・排便時の出血


・太ももの付け根(そけい部)のリンパ腺の腫れ


・肛門周辺の湿疹


・肛門付近にイボ状のものができる


肛門ガンは日本ではまだそれほど症例数の多い病気ではないので、医師も「肛門ポリープや内痔核」などと誤診しやすく、発見が遅れやすい病気の一つです。


肛門ガンは、初期段階であれば腫瘍の局所切除と、放射線治療で完治することもありますが、発見や治療が少しでも遅れると、「肛門を切除し、人工肛門にしなくてはならない」場合もあります。


しかし肛門ガンは早期発見が難しい病気ですので、人工肛門が避けられない場合が多いのも現実なのです。


ですので痔に似た症状が出た場合は、自己判断で決め付けず、肛門科などの専門医で診察を受けることが大切なのです。