ピョンチャン五輪第3日の2月11日(日)午後3時アルペンシアクロスカントリースキーセンターで男子スキーアスロン30㌔競技がスタート、体校おといねっぷの星!吉田圭伸選手が出場しました。写真中央ビブナンバー23の赤のスーツ、黒の帽子が吉田選手です。
会場のアルペンシアクロスカントリースキーセンター:スキーアスロン30㌔競技は前半15㌔がクラシカル走法、後半15が㌔フリースタイル走法であらそわれるレースで、途中選手はトラジションエリアでスキーとストックを履き替える珍しい競技です。
走法(レーン)が違うので前半クラシカルのコースと後半のフリースタイルのコースが異なります。それぞれ3.75㌔の周回コースを4周して15㌔となります。
現地の天候は曇り、気温は―16℃、雪温-8℃で、強風、雪はLIVE中継を見た人はおわかりでしょうが、コース以外には雪はほとんどなく人工雪(結晶がない雪)の難しいワックスワークを強いられました。
スタートする23番吉田選手、前半15㌔のクラシカルレースが始まりました。
一斉スタートなので直後のアクシデントは頻繁です。7番のノルウエーの選手が他の選手のスキーを踏んで転倒し3人が巻き込まれました。ポール(ストック)を折ったようで、スタッフが交換のために走りました。7番の選手は結局遅れを奇跡的に挽回し金メダルでゴールしました。
昨シーズンワールドカップで同種目で6位の実績を持つ吉田選手の作戦は、先頭集団のポジショニング、そして後半のフリースタイルのある時点起こるトップグループの急激なラストスパートの変化に対応することでした。
前半クラシカルで吉田選手は作戦通り、32位ですがトップから15秒遅れの集団につけます。
そして後半のフリースタイル走法のためスキーを履き替えるトランジッッション。写真下のように各選手は自分のビブナンバーエリアにフリースタイル用のスキーとポール(ストック)を事前に並べてあります。
クラシカル走法15㌔を終えてトランジッションする選手達、かなり息が上がった状態で止まってスキーを履き替えるのは至難の業です。これも技術の一つ
23番吉田選手が進入してきました。落ち着いて、落ち着いて・・・
吉田選手の履き替えが終わったようです。
ポール(ストック)をしっかり握り替えて
後半フリースタイル・スケーティングの15㌔レースが再開されました。
そして後半フリースタイルのレースでは吉田選手は残り6㌔でハイペースとなったノルウエートップ集団に徐々に遅れ始め、持ち前の懸命な粘りをみせるものの第2グループのレース展開となってしまいました。そして25位でフィニッシュ
ノルウエー選手が金銀銅メダルを独占する中、吉田選手はトップと2分3秒遅れの25位でした。
昨シーズン表彰台に上がりそうだった同じレースに比べると吉田選手のタイムは決して悪くありません。ただやはり舞台はオリンピックレース!強豪はこれに合わせてきています。しかし何が起こるかはわかりません!吉田選手、ねっぷ魂(おといねっぷ魂)で次のレース期待しています。必ずメダルのチャンスはあります!応援しています!