明治杯全日本選抜レスリング選手権大会第3日グレコローマン75kg級で体校の期待の新人阪部創(さかべそう)選手が、この階級に長らく君臨してきた金久保選手(ALSOK)を打ち破り、見事初優勝しました。快挙です!おめでとうございます!写真下は優勝インタビューに答える坂部選手。
坂部選手(写真下:中央)は和歌山県出身、神奈川大学から今年の4月に体校に入ってきたばかりの新人です。
グレコ75Kg級はリオ五輪出場の座を争って、数々の強豪がしのぎを削ってきた階級でした。昨年の天皇杯がそのピークで体校清水博之選手、藤村義選手、金久保選手(ALSOK)がぶつかりました。そしてリオ五輪内定が終わった今回、多くの選手が引退し、まさに新旧交代の階級となしました。
決勝戦で坂部選手は落ち着いていました。坂部選手の持ち味は体の柔らかさを活かした攻守です。
この試合で阪部選手は金久保選手に意外な投げを打って逆転しました。
セコンド陣も金久保の後半の底力を熟知しているのでアドバイスが飛びます。
そして後半金久保選手のパワーによる逆襲を坂部選手の柔らかさが吸収します。坂部選手は最後まで守り切り初勝利を手にしました。
試合後はまさに新旧交代を思わせる二人の握手でした。阪部選手おめでとうございます。インタビューで「2020年東京五輪を目標にしている」とはっきり答えていましたね。阪部選手なら大丈夫!体校グレコの星になってください!応援しています!