天皇杯レスリング全日本権が代々木第2体育館で開催されました。12月21日の第1日は体校(PTS)から男女11名が参戦しました。写真を中心にレポート致します。
優勝したのは男子80kgグレコローマンの角雅人選手(写真下)。一回戦から決勝まで相手を圧倒した強さでした。
特にこの日は、写真上のような相手を転がすローリングが面白いように決まり得点を重ねての勝利
角選手は試合開始後2分もかからず、得点差で相手に勝利する勝ちパターン!初めての全日本チャンピオンとして勝利者インタビューも息が上がったままの喜びの声でした。
85kgグレコローマンで優勝したのは岡太一選手(写真下)で圧倒的でした。
優勝インタビューでは、「スタンド(立ち技)でポイントを挙げられなかったとが課題」と次に向けての抱負を語りました。
決勝戦は、鶴巻宰選手との同門対決でしたが、前の試合で故障した鶴巻選手が辞退して不戦勝となりま
した。
グレコローマン85kg鶴巻宰(つかさ)選手(写真下)は準優勝。銀メダル獲得のアジア大会の疲れがあったのか右ひざの故障を抱えての今回の参戦
圧巻は中央大職員の天野選手との準決勝(写真下)。ご存じのとおり天野選手は世界選手権代表、優勝した体校の岡選手の天敵とも言うべき選手ですが、故障している膝を物ともせず退けました。
男子86kgフリースタイルの準優勝は赤熊猶野弥選手。目を見張る強さで決勝戦まで勝ち上がりました。すさまじい赤熊選手の戦いぶりは、下の写真のとおりです。
ただ決勝戦の相手松本篤史選手(ALSOK写真下)のしなやかな足取りの技には歯が立たず、優勝は次回にお預けです。
男子125kgフリースタイルでは金澤勝利選手(写真下)が準優勝と大健闘!ごらんのように重量感あふれる試合でした。
ワセダクラブの鈴木選手に勝利して手を挙げる金澤選手(写真下)
71kgグレコローマンの花山和寛(かずひろ)選手(写真下)は準優勝の大健闘。花山選手は、現在体校の仮所属で来年春から所属になる新人です。
本日の紅一点、馬場奈津美選手は75kg級に出場しました。馬場選手は、もともと柔道選手で体校に入ってからレスリングを始めた異色の新人です。この日の初戦は優勝したクリナップの鈴木選手であっけなく負けてしまいました。これからの練習に必ずつながる悔しさでした。
男子125kgフリースタイルの田中哲夫選手(写真下)は大健闘の3位でした。田中選手は大東文化大出の22歳今年体校所属となしました。新人とは思えない落ち着いた試合運びで勝ち進んでいました。
最後は男子61kgフリースタイル鈴木康寛(やすひろ)選手です。一回戦高安選手(高安組)にラスト1秒で逆転され無念の一回戦負けでした。負けた理由は本人が一番わかっていることでしょう。
頑張れ康寛!!
男子86kgフリースタイル佐々木健吾選手(写真下)は1回戦を順当に勝ち上がり、2回戦は警視庁の強豪松本選手と当たり接戦の末敗退・・・・
ここで一息、赤熊選手のセコンド活動を奥から心配そうに見つめる黄色9番のゼッケンは広報室の佐野さんです。映画監督でもあります。インパクトある写真・記事で選手達の背中を押し続けるキーマンです。
もう一人の紅一点は女子55kg伊郷里咲(りさ)選手(写真下)です。1回戦緊張気味に臨みましたがエンジンのかかりが遅かった感じで力が出せず無念の敗退でした。
最後は気持ちよく勝利の腕揚げで締めくくります。男子86kgフリースタイルの永田祐城(ゆうき)選手です。この日1回戦明治大学の大山選手、2回戦日本大学の白井選手に圧倒的勝利をおさまました。
3回戦は強豪松本篤史選手(ALSOK)の前に敗退しましたが良い試合ぶりが印象的でした!
明日も会社休んでレポートします。皆さん応援してくださーい!