ふだん、なにげなく使っている茶碗や湯のみ

陶磁器とも言いますよね。

一般には、瀬戸物と言いますが

瀬戸物は、いわゆる愛知県の瀬戸で作られたものが

いつのまにか

すべての陶磁器の通称みたいになってしまいました。

「陶器とは、粘土で作られたもの」

「磁器とは、石の粉を粉末にして粘土状にしたもの」

そういう違いがあるそうです。


今は、聞かない苗字に

土師部(はじべ)、陶部(すえべ)というのがあるそうですが

土師部は、土器を作る専門集団

陶部は、磁器を作る専門集団だったそうです。


縄文弥生土器の流れを汲んで作られた土師器(埴輪もそう)

5世紀中国・朝鮮から伝わった須恵器(陶器)

それぞれが、平安時代まで作られた中で

鎌倉時代以降変わっていく流れが陶磁器にはあるようです。


全国に散らばっていく専門家達

屋根瓦を焼く為に、そして食器などに変容していくのでしょう。


そして、時は秀吉の時代、慶長の役とよばれている朝鮮へ戦争を仕掛けた時

特に、九州の大名達は、たくさんの陶工を朝鮮から連れ帰りました。

そこから大きく日本の陶器の歴史が変わり発展するわけですね。



今では新しい陶器の「まち」があったりしますが

日本の古窯     

秀吉以降の産地

最近の産地

と大きく3分類されるかもしれません。


和食器から探る日本の歴史も面白いかもしれません。



日本人の食生活や、お茶やいけばなから

生活に密着しながら陶磁器の歴史にふれてみました。



子ども達に、体験しやすい

楽焼も

瓦を焼く時のついでに生まれたものだと言われています。





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